チェスターフィールド伯爵の息子に与える書簡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/31 14:57 UTC 版)
「フィリップ・スタンホープ (第4代チェスターフィールド伯爵)」の記事における「チェスターフィールド伯爵の息子に与える書簡」の解説
チェスターフィールド伯爵の庶子フィリップの未亡人ウジェニアは1774年に『チェスターフィールド伯爵の息子に与える書簡』(Letters to His Son on the Art of Becoming a Man of the World and a Gentleman)を出版した。この書簡集にはチェスターフィールド伯爵が1737年から1768年に息子が死去するまでの30年間にわたって書いた400通以上の手紙が含まれており、手紙の内容は地理、歴史、西洋古典の教えなど多岐にわたり、後期には政治と外交に集中して記述した。また、手紙の言語は息子の言語力を鍛えるためにフランス語、英語、ラテン語で書かれた。 サミュエル・ジョンソンは手紙が「尻軽の道徳、舞踊家の礼儀」をジェントルマンとして世渡りするための方法として教えているとの評価を下した。 チェスターフィールド伯爵はエッセイとエピグラムの作家として成功を収めたが、後世における名声はほぼ全て『チェスターフィールド伯爵の息子に与える書簡』と1890年に出版された『名づけ子に与える書簡』(Letters to His Godson)に由来している。しかし、これらはいずれも出版を目的としなかった私的な文通である。
※この「チェスターフィールド伯爵の息子に与える書簡」の解説は、「フィリップ・スタンホープ (第4代チェスターフィールド伯爵)」の解説の一部です。
「チェスターフィールド伯爵の息子に与える書簡」を含む「フィリップ・スタンホープ (第4代チェスターフィールド伯爵)」の記事については、「フィリップ・スタンホープ (第4代チェスターフィールド伯爵)」の概要を参照ください。
- チェスターフィールド伯爵の息子に与える書簡のページへのリンク