ダールグレン (駆逐艦)とは? わかりやすく解説

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ダールグレン (駆逐艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/26 00:47 UTC 版)

艦歴
発注
起工 1918年6月8日
進水 1918年11月20日
就役 1920年1月6日
退役 1945年12月14日
その後 1946年6月17日に売却
除籍 1946年6月8日
性能諸元
排水量 1,190トン
全長 314 ft 5 in (95.83 m)
全幅 31 ft 9 in (9.68 m)
吃水 9 ft 4 in (2.84 m)
機関 ギアード・タービン2軸推進、26,500 SHP (20 MW)
最大速 35 ノット (65 km/h)
航続距離 4,900 海里 (9,100 km)(15ノット時)
乗員 士官、兵員111名
兵装 4インチ砲4門、3インチ砲3門、
21インチ魚雷発射管12基

ダールグレン (USS Dahlgren, DD-187/AG-91) は、アメリカ海軍駆逐艦クレムソン級駆逐艦の1隻。艦名は南北戦争期のジョン・A・ダールグレン英語版海軍少将にちなむ。その名を持つ艦としては2隻目。

艦歴

ダールグレンは1918年6月8日にバージニア州ニューポート・ニューズニューポート・ニューズ造船所で起工した。1918年11月20日にJ・ピアース(ダールグレン少将の娘)によって命名、進水し、1920年1月6日に艦長L・サーム中佐の指揮下就役する。

就役後は大西洋艦隊に合流、東海岸沿い、メキシコ水域、グアンタナモ湾パナマ運河地帯で訓練および演習に従事した。1921年4月にバージニア州ノーフォークで行われた観艦式に参加し、同年夏にはバージニア州沖合で賠償ドイツ艦に対する爆撃テストに参加した。1922年6月30日、ダールグレンはペンシルベニア州フィラデルフィアで予備役に入った。

ダールグレンは1932年10月25日に再就役し、11月7日にノーフォークを出航、11月30日にカリフォルニア州サンディエゴに到着した。その後は西海岸沿いに作戦活動に従事し、1934年4月に艦隊演習のため大西洋に向かった。1935年1月にサンディエゴに帰還する。西海岸での同様の任務の後、1937年7月1日に再び東へ向かい、その途中沿岸警備隊の水上機の乗員を救助した。1937年7月21日にニューヨークに到着し、その後は1940年6月14日まで機関試験に従事した。

ダールグレンはノーフォークを出航し、ロードアイランド州ニューポートで哨戒および訓練を行う潜水艦の護衛を行った。1941年1月から4月1日までメリーランド州パタクセント・リバー基地において、対潜兵装試験に従事した。1941年の夏を通して可変ピッチスクリューの試験に従事するとともに、新造巡洋艦の公試中の護衛任務もこなした。1942年1月4日、ダールグレンはフロリダ州キーウェストに到着、メキシコ湾で作戦活動を行う戦艦ワシントン (USS Washington, BB-56) の護衛任務に従事した。ダールグレンは2月8日にニューヨークに戻り、短期間の沿岸哨戒に従事、3月24日にキーウェストに向けて出航し艦隊ソナー学校での任務に就き、哨戒を行った。この作戦行動中、1942年7月15日にペンシルベニア・サン (Pennsylvania Sun) の生存者57名、1943年7月19日にはK-74の生存者9名を救助した。

1945年1月11日、ダールグレンはサウスカロライナ州チャールストンに到着、潜水艦との訓練に従事する。3月1日にAG-91(雑役艦)に艦種変更され、メリーランド州ソロモンズの機雷戦テストステーションでの任務に従事した。11月16日にフィラデルフィア海軍造船所に係留され、同地で12月14日に退役、1946年6月17日に売却された。

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