ダーツのワールド・チャンピオンとは
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/20 06:54 UTC 版)
「ワールド・チャンピオンシップ (ダーツ)」の記事における「ダーツのワールド・チャンピオンとは」の解説
人類全てが参加するワールド・チャンピオンシップで決定したワールド・チャンピオンよりも、その名にふさわしいものはいない。特に、ダーツでは、投げたダーツをボードに刺す以上の力を必要としないため、老若男女でプレイヤーを分けることなく、チャンピオンを決めることも可能となる。それゆえ、全人類の中で頂点に立つワールド・チャンピオンを文字通りの意味で決定することもできる。 それでも、男女で見ると、特に筋力や体力を必要としない他のスポーツ同様、男子に強いプレイヤーが多いという現状は、ダーツにもあるものの、ワールド・チャンピオンシップに限らず、様々なダーツのトーナメントにおいて性別による出場資格があるときは、女子限定の場合が多い。"Men's"などと明白な表示があったとしても、女子プレイヤーの参戦が認められることすらある。それゆえ、実力に自信のある女子プレイヤーは、女子部門でなく無差別部門に参加し、真のチャンピオンを目指せる。特に、小さなトーナメントや、大きなトーナメントでも初期のラウンドでは、女子プレイヤーが男子プレイヤーに勝利する場面も珍しくない。 次に、年齢について見てみると、多くのスポーツでは、体力と筋力のある若いプレイヤーが圧倒的に有利だが、ダーツにおいては、該当しない。逆に、メンタル要素が非常に大きいスポーツであるダーツでは、年を重ねることによって、技術のみならず精神的に成熟し、有利に働くことも多い。また、ダーツがボードに届くまでは、プレイを続けられるため、60歳を超えても主要トーナメントで活躍しているプレイヤーもいる。 しかし、他のスポーツより多くの人が集まってワールド・チャンピオンを決定できるダーツだが、現在、リードする2つの団体であるBDOとPDCのそれぞれが、別のワールド・チャンピオンシップを開催しており、同じ年に複数のワールド・チャンピオンが、誕生している。しかも、参加する顔触れは、各トーナメントによって異なる。 それゆえ、同じ年のワールド・チャンピオンが、複数いてもよいのか、また、全員が参加していない状況で、ワールド・チャンピオンを決めてもよいのか、という問題が、浮かび上がってしまう。
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