ダラス・テイラー (ドラマー)とは? わかりやすく解説

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ダラス・テイラー (ドラマー)

(ダラス・テイラー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/14 06:39 UTC 版)

ダラス・テイラー
Dallas Taylor
生誕 (1948-04-07) 1948年4月7日
アメリカ合衆国 コロラド州デンバー
死没 2015年1月18日(2015-01-18)(66歳没)
アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
ジャンル ロックンロール
カントリー・ロック
職業 ミュージシャン
担当楽器 ドラムス
共同作業者 クリアー・ライト
クロスビー、スティルス&ナッシュ
ニール・ヤング
マナサス
ドアーズ
公式サイト Dallas Taylor Interventionist

ダラス・ウッドロウ・テイラー・ジュニア(Dallas Woodrow Taylor Jr., 1948年4月7日2015年1月18日)は、1960年代から1970年代に何枚ものロック系レコードの録音に参加した、アメリカ合衆国セッションドラマー。もともと1960年代クリアー・ライト英語版というバンドの一員として一定の成功を収めたが[1]、テイラーは、クロスビー、スティルス&ナッシュのデビュー・アルバム『クロスビー、スティルス&ナッシュ』(1969年)や、これに続いてニール・ヤングが加わった『デジャ・ヴ』(1970年)で演奏し、表ジャケットに、モータウンベーシストであったグレッグ・リーヴスとともにクレジットされたことがよく知られている。

また、スティーヴン・スティルスセルフタイトルのソロ・デビュー・アルバム『Stephen Stills』(1970年)に参加したテイラーは、1972年から1973年にかけて、スティルスのグループ、マナサスのドラマーを務めた[2]1974年には、ヴァン・モリソンとともに、キーボード奏者ピート・ウィングフィールド英語版やベーシストのジェローム・リムソン (Jerome Rimson) とカルテットを組んでモントルー・ジャズ・フェスティバルに出演し、この時の演奏の様子は2006年にDVD『Live at Montreux 1980/1974』として発表された。1970年代半ばには、短期間ながら、ポール・バターフィールドのツアー・バンドにドラマーとして参加した。

テイラーのドラミングは手数が多く、軽快でありながら、グルーヴ感と高揚感を感じさせるもので、ラス・カンケルドン・ヘンリーに影響を与えたとされる。ロック、ブルース、ジャズ、カントリーといった多様なジャンルのリズムを叩き分けることができ、ギターソロや各パートの盛り上がりに応じて柔軟に対応できるスタイルは、特にライブやセッションで威力を発揮した。その片鱗はクロスビー、スティルス&ナッシュの非公式音源や、マナサス時代のDVD『Best Of Musikladen』、ヴァン・モリソンのドラマーを務めた前述のDVD『Live at Montreux 1980/1974』で窺うことができる。晩年は音楽活動から退き、アルコールや薬物依存症のカウンセラーとしてロサンゼルスで活躍していた。

テイラーは、2015年1月18日ウイルス性肺炎腎臓病合併症によって、66歳で死去した[3][4]

脚注

  1. ^ Unterberger, Richie. “Biography: Clear Light”. AllMusic. 2010年5月3日閲覧。
  2. ^ Caldwell, Rob. “Biography: Manassas”. Allmusic. 2010年5月3日閲覧。
  3. ^ Weber, Bruce (2015-01-23). "Dallas Taylor, Drummer for Crosby, Stills, Nash & Young, Dies at 66." New York Times. Retrieved 2015-01-25.
  4. ^ Dallas Taylor, Former Crosby, Stills, Nash & Young Drummer, Dies at 66”. Variety.com. 19 January 2015閲覧。

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