ダイナミックな思想の衝突の現実化-反米主義の世界的潮流
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「無限革命論」の記事における「ダイナミックな思想の衝突の現実化-反米主義の世界的潮流」の解説
第二次世界大戦後の冷戦下、「パクス・アメリカーナ」の時代が本格的に始まり、アメリカ合衆国の政府や大企業が「世界の保安官」「世界の警察官」を自認し、「資本主義(自由主義)陣営の防衛」を名目に、諸外国に対して政治・軍事・経済・社会など諸々面で介入を行ない、アメリカ企業が世界の大衆文化に大きな影響力を行使するようになる。1960年代ベトナム戦争の泥沼化長期化の中で、アメリカ合衆国に反発し厭悪する感情や主張、いわゆる、反米主義(英: Anti-Americanism)が巻き起こった。神奈川大学内でも実際に「思想の衝突」が起きたのである。 新左翼と親米保守の思想の衝突 1968年神奈川大学でも佐世保エンタープライズ寄港阻止闘争を切っ掛けに学生運動が起こり、学生と教授團が討論会を開くなど、混乱状態になった。 反米保守民族派右翼と親米保守の思想の衝突 また、1970年には極右民族派(反米保守)の神奈川大学学生の一部が、現行の日本国憲法はアメリカ合衆国に押し付けられた憲法であるとして、改憲と自衛隊の決起(クーデター)を呼び掛ける「三島事件」に参加するなど反米主義が具体的、物理的行動にエスカレートしていった。
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