ダイアトニック式は小型化に有利とは? わかりやすく解説

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ダイアトニック式は小型化に有利

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 07:59 UTC 版)

ダイアトニック」の記事における「ダイアトニック式は小型化に有利」の解説

蛇腹楽器鍵盤には、ピアノオルガン鍵盤同様の黒鍵白鍵板状の「ピアノ鍵盤」(手鍵盤)と、ボタン鍵盤がある。 細長い板状の形をしているピアノ鍵盤よりも、ボタン鍵盤のほうが、狭いスペースにたくさん並べることができる。また鍵盤ダイアトニック式(押し引き異音式)の配列並べれば少な鍵盤数たくさんの高さの音を鳴らせる(理論的にボタン数の2倍までの数の音を鳴らせる)。 1820年代末に発明され初期蛇腹楽器は、小型軽量であったため、ボタン鍵盤採用したまた、イングリッシュ・コンサーティーナ例外として、初期蛇腹楽器ダイアトニック式の鍵盤配列採用した押し引き異音式は、小型軽量蛇腹楽器向いている反面、「ドレミファ」を鳴らすためには蛇腹小刻みに押し引きなければならない楽器サイズ大きくなる演奏しにくくになる。結果としてダイアトニック式のボタン鍵盤配列は、1kgから6kgくらいのあいだの小型中型蛇腹楽器に多い。 クロマティック式(押し引き同音式)の特徴は逆である。もともとボタン鍵盤の数が少な小型軽量蛇腹楽器クロマティック式のボタン配列採用すると、鳴らせる音域狭くなってしまい、不利である。一方蛇腹押し引き切り返し不要であるぶん、中型大型サイズ楽器演奏では有利になる結果として、後に開発された6kg~10kg中型大型蛇腹楽器クロマティック式が多い。 上記のような理由で、ピアノ鍵盤をもつピアノ・アコーディオン(現在の日本で最も普通に見られるタイプ)は、中型大型蛇腹楽器向いている。

※この「ダイアトニック式は小型化に有利」の解説は、「ダイアトニック」の解説の一部です。
「ダイアトニック式は小型化に有利」を含む「ダイアトニック」の記事については、「ダイアトニック」の概要を参照ください。

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