ダイアトニックからピアノ式へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 05:17 UTC 版)
「アコーディオン」の記事における「ダイアトニックからピアノ式へ」の解説
日本でアコーディオン(手風琴)と言えば、明治から大正まではダイアトニック・アコーディオンが主流だったが、昭和10年代の流行期からピアノ・アコーディオンが広まり始めた(戦前の日本では、ダイアトニック・アコーディオンに比べて、ピアノ・アコーディオンは高価であった)。戦後は、横森良造はじめテレビなどに露出の多いアコーディオニストの多くがピアノ式を演奏したこと、小学校の音楽教育では教育楽器としてピアノ式鍵盤を備えた合奏用アコーディオンを採用したこと、などの理由により、昭和中期以降の日本で単にアコーディオンと言えば、もっぱらピアノ式鍵盤を備えたピアノ・アコーディオンを指すようになった。一方、ダイアトニック・アコーディオンも、海外の民族音楽の演奏者を中心に、現在の日本でも一定の人気と知名度を保っている。
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