タ3300形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/02 04:38 UTC 版)
「国鉄タ3300形貨車」の記事における「タ3300形」の解説
タ3300形は、ユーロイド専用の12t 積みタンク私有貨車である。「ユーロイド」とはユリア樹脂系接着剤の商品名である。 1955年(昭和30年)9月29日にタ2900形より4両(タ2905 - タ2908)の専用種別変更(メタノール→ユーロイド)が行われ、形式名は新形式名であるタ3300形(タ3300 - タ3303)とされた。その後も増備は続き1960年(昭和35年)6月27日までに、3両(タ3304 - タ3306)がタ3050形、タ2900形より改造の上本形式に編入された。 本形式の他にユーロイドを専用種別とする形式には、タ13300形(2両、後述)、タキ5350形(7両)の2形式が存在した。 落成時の所有者は東洋高圧工業(その後社名は合併により三井東圧化学へ変更)の1社のみである。 車体色は黒色、寸法関係は一例として全長は7,800mm、軸距は3,800mm、実容積は10.1m3、自重は8.8t - 9.6t、換算両数は積車2.2、空車1.0、走り装置は一段リンク式であったが二段リンク式に変更された。 1978年(昭和53年)3月15日に最後まで在籍した2両(タ3303,タ3306)が廃車となり、同時に形式消滅となった。
※この「タ3300形」の解説は、「国鉄タ3300形貨車」の解説の一部です。
「タ3300形」を含む「国鉄タ3300形貨車」の記事については、「国鉄タ3300形貨車」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からタ3300形を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- タ3300形のページへのリンク