タバレ&ルコックもの長編
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「エミール・ガボリオ」の記事における「タバレ&ルコックもの長編」の解説
ルルージュ事件 L'Affaire Lerouge(1866年):ボードレールが仏訳したポーの推理小説の影響を受けた世界初の長編推理小説。この話では、ルコックは脇役に過ぎず、素人探偵の老人タバレが主人公である。2008年、初めて日本語による全訳が国書刊行会から出版された(ISBN 4336047561)。明治21年・黒岩涙香翻案『人耶鬼耶』、昭和21年ほか・田中早苗訳『ルルージュ事件』 書類百十三 Le Dossier 113(1867年):明治23年・黒岩涙香翻案『大盗賊』、大正8年・泉清風訳『十文字の秘密 : 探偵大活劇』、昭和4年・田中早苗訳『書類百十三』 オルシヴァルの犯罪(河畔の悲劇) Le Crime d'Orcival(1867年):明治22年・丸亭素人訳『大疑獄』、昭和4年・田中早苗訳『河畔の悲劇』 パリの奴隷 Les Esclaves de Paris(1867年)):未訳 シャンドース家の秘密 Le Secret des Champdoce(1867年):未訳。上記作品「パリの奴隷」の続編。 ルコック探偵 Monsieur Lecoq(1869年):明治24年・南陽外史訳『大探偵』、昭和4年・田中早苗訳『ルコック探偵』。本作では第一作と同様、ルコックが捜査に行き詰まり、再び師匠のタバレに助言を求める趣向になっている。
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