ゾクチェンとチベットの諸宗派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 14:29 UTC 版)
「ゾクチェン」の記事における「ゾクチェンとチベットの諸宗派」の解説
ゾクチェンは他の宗派や学派に類を見ない哲学的見解を有する独特な瞑想体系である。ニンマ派のゾクチェンとボン教のゾクチェンに大別され、それぞれの宗派(教派)の教義の中心をなしている。また、ゾクチェンとは原初の境地を指す言葉であって、特定の宗派だけに内属するものではないと主張する向きもある。リメー運動(超宗派運動)が盛んであった東チベットで生まれ育ち、後にイタリアやその他の国でゾクチェンの伝授を行うようになったナムカイ・ノルブ・リンポチェは、かつてチベットでは自分の帰依する宗派や根本ラマ以外に別の派からも教えを伝授されるのはよくあることであった、ということを強調し、チベット仏教の主要宗派のすべてにゾクチェンの系譜を受け継ぐ人がいたとしている。
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