ソ連のYMO
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 15:02 UTC 版)
「ゾディアック (ロシアのバンド)」の記事における「ソ連のYMO」の解説
1980年当時、フランスを中心とするヨーロッパでスペース・ディスコと呼ばれるジャンルの音楽が流行しており、ソ連地域でも流行してスペース・ディスコ、またはユーロ・ディスコと呼ばれるジャンルの多くのミュージシャンが活動していたが、当時は西側諸国と東側諸国に大きな隔たりがあり、ソ連でどういう音楽が流行しているか以前に、そもそも社会主義体制下のソ連にバンドが存在するかどうかすら、西側諸国の人間にはよく解っていなかった。 しかしZODIACは一時期国営のモスクワ放送がプッシュしており、海外向け放送を通じて西側諸国にもその存在と音楽が知られたため、「社会主義体制下のソ連で活動した極めて希少なバンド」として西側諸国には知られることになった。初期アルバムの『Disco Alliance』と『Music in the Universe』はロシア語版だけでなく、英語タイトルをつけて海外でも発売された。 日本語放送でもZodiacは放送され、日本でもアルバムが発売された。日本のYMOのようなテクノポップがソ連に存在したことは日本に衝撃を与え、「ソ連のYMO」と称された。ラトビアのバンドであったことが知られるのはソ連崩壊後のことである。
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