セーシェルコノハズクとは? わかりやすく解説

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セーシェルコノハズク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/17 06:29 UTC 版)

セーシェルコノハズク
セーシェルコノハズク Otus insularis
保全状況評価
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書II類
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: フクロウ目 Strigiformes
: フクロウ科 Strigidae
: コノハズク属 Otus
: セーシェルコノハズク
O. insularis
学名
Otus insularis (Tristram, 1880)
和名
セーシェルコノハズク
英名
Seychelles scops-owl

セーシェルコノハズクOtus insularis)は、フクロウ目フクロウ科コノハズク属に分類される鳥類

分布

セーシェルマヘ島[1][2]固有種

形態

全長20-25cm[1][2]。耳介状に伸長する羽毛(羽角)は小型[2]。羽衣は暗褐色[1]。上面や翼には黄褐色、腹部には暗橙色の斑点が入る[1]

虹彩は黄色[1][2]。後肢は羽毛で被われない[1]

生態

標高250-600mにある湿潤林や二次林に生息する[2]夜行性もしくは薄明薄暮性[1]

食性は動物食で、主に昆虫を食べるがカエルトカゲなども食べる[1][2]

樹洞に巣をつくると考えられている[1]

人間との関係

開発による生息地の破壊[2]、人為的に移入されたメンフクロウとの競合などにより生息数が激減した[1]。以前はセーシェルの別の島嶼にも分布していたが、1906年に絶滅したと考えられていた[1]1959年にマヘ島で再発見された[1]。生息地はモルヌ・セイシェロワ国立公園に指定されている[2]1992-1993年における生息数は約80ペアと推定されている[2]

参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l 今泉忠明 『絶滅野生動物の事典 4版』、東京堂出版、2003年、221頁。
  2. ^ a b c d e f g h i 小原秀雄、浦本昌紀、太田英利、松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ8 太平洋、インド洋』、講談社2001年、91、207頁。

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