セーシェルシキチョウとは? わかりやすく解説

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セーシェルシキチョウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/05 04:55 UTC 版)

セーシェルシキチョウ
セーシェルシキチョウ
Copsychus sechellarum
保全状況評価
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Oscines
: ツグミ科 Turdidae
: Copsychus
: セーシェルシキチョウ
C. sechellarum
学名
Copsychus sechellarum
Newton, 1865
和名
セーシェルシキチョウ
英名
Seychelles magpie-robin

セーシェルシキチョウ(セーシェル四季鳥、Copsychus sechellarum)は、スズメ目ツグミ科に分類される鳥類

分布

セーシェル(フリゲート島)[1][2]固有種

形態

全長18-21cm。[1][2]全身は青い光沢のある黒い羽毛で覆われる。[1][2]翼には白い斑紋が入る。[1][2]

嘴は細長い。[1]後肢は長く[1]、色彩は黒い。[2]

卵を覆う殻は淡青色。[2]幼鳥は羽毛に光沢が無く、翼の白色部外縁(羽縁)が灰褐色。[2]

生態

海岸にある原生林に生息するが、農耕地にも生息する。[2]地表棲。[1]

食性は雑食で、昆虫サソリ多足類魚類、小型爬虫類、鳥類の卵、果実などを食べる。[2]主に地表で採食を行う。[1]

繁殖形態は卵生。周年繁殖し大木の樹洞や樹冠に植物を束ねたお椀状の巣を作り、1回に1個の卵を産む。[2]

人間との関係

開発による生息地の破壊、人為的に移入されたネコやドブネズミによる捕食、鳥類やドブネズミとの競合などにより生息数は激減し1965年にフリゲート島の個体群を除いて絶滅した。[2]生息環境の整備、給餌、巣箱の設置、外敵の駆除などの対策が行われている。またフリゲート島の個体がアリーデ島、クーザン島、クジン島に再導入された。[1][2]1987年における生息数は20羽、1994年における生息数は48羽、1999年における生息数は85羽が確認されている。[1]

参考文献

  1. ^ a b c d e f g h i j 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ8 太平洋、インド洋』、講談社2001年、103、215頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 『絶滅危惧動物百科6 サイ(スマトラサイ)―セジマミソサザイ』 財団法人自然環境研究センター監訳、朝倉書店2008年、94-95頁。

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