セルシウス度とセルシウス温度とは? わかりやすく解説

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セルシウス度とセルシウス温度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 14:58 UTC 版)

セルシウス度」の記事における「セルシウス度とセルシウス温度」の解説

セルシウス温度Celsius temperature)」は参照温度 T 0 {\displaystyle T_{0}} = 273.15 K(ほぼ氷点)からの温度差 t = TT 0 {\displaystyle t=T-T_{0}} で定義される量の名称であり、「セルシウス度degree Celsius)」はセルシウス温度を表す温度単位の名称である。温度単位と言う場合は、他の物理単位同様に温度の1単位(即ち温度間隔)を言う。国際単位系(SI)や日本計量法での「温度単位」は、ケルビンまたはセルシウス度(または単に、度)である。 例えば、体温が36.5 °Cというとき、この36.5 °Cは温度の高さを表す「セルシウス温度」(Celsius temperatureであって、「セルシウス度」ではない。セルシウス温度(36.5 °Cなど)の表現のために用いられる単位1度分の温度間隔)が「セルシウス度」(degree Celsius)である。体温が 36.5 °C から 38.7 °C に上昇した場合、「2.2 セルシウス度 (degrees Celsius) 上がった」または「2.2度 (degrees) 上がった」という言い方をするのであって、「2.2温度上がった」という言い方誤りである。 しかし、日本語では、通常体温は36.5度だ」と言い、「体温2.2上がったと言って、同じ「度」を用いるために、字面上も観念上も、区別分かりにくいが、異なった概念である。英語では temperaturedegree とで区別分かりやすい。そして、1セルシウス度 = 1 K(ケルビン) である。 しかしながら一般にはこの違い意識されず、「セルシウス度」と「セルシウス温度」とがしばしば混同され混乱を招くことが多い(この混同は、「華氏度」と「華氏温度」にも見られる)。 量と単位の対応ケルビンセルシウス系華氏系量名称熱力学温度 セルシウス温度 華氏温度 英語名thermodynamic temperature Celsius temperature Fahrenheit temperature 対応(体温の例)309.65 K 36.5 °C 97.7 °F 単位名称ケルビン セルシウス度 華氏度 英語名kelvin degree Celsius degree Fahrenheit 換算 °C = K °F = 5/9 K

※この「セルシウス度とセルシウス温度」の解説は、「セルシウス度」の解説の一部です。
「セルシウス度とセルシウス温度」を含む「セルシウス度」の記事については、「セルシウス度」の概要を参照ください。

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