セメンチングプラグ Cementing Plug
泥水等の他の流体とセメントスラリーを分離し、セメントスラリーがケーシング管内で汚染されるのを防ぐために用いられる特殊ゴム製のプラグ。 基本的に第1栓(ボトムプラグ)と第2栓(トッププラグ)の2つがあり、両プラグの間にセメントスラリーを挟んで坑内に送入する。第1栓、第2栓とも外側は羽根状になっており、第1栓はケーシング表面の泥を、第2栓はセメントをかき落とす。また、第1栓はコップを逆さにした様な中空構造になっており、フロートカラーに到達後、加圧によりコップの底にあたる部分が破れて、セメントスラリーを通過させる様になっている。一方、第2栓は一体構造で加圧に耐える構造になっており、フロートカラーに到着すると圧力が上昇し、セメンチング完了のインジケーションが得られる様になっている。フロートカラー上のセメントプラグは、切削時にビットと一緒に廻ってしまう事があるが、これを防止して効率的にプラグが切削できるように、プラグの接触面およびフロートカラー上部に回転防止の凹凸をつけたNo.n Rotationタイプのプラグも開発されている。 | |
分野 | セメンチング |
同義語 | |
関連用語 | セメンチング, NRプラグ, フロートカラー |
類似語 | |
略語 | |
セメンチングプラグと同じ種類の言葉
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