セビージャFCとセルタ・デ・ビーゴ降格問題
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「リーガ・エスパニョーラ1994-1995」の記事における「セビージャFCとセルタ・デ・ビーゴ降格問題」の解説
シーズン終了後の7月31日に、スペインサッカー連盟はプリメーラ・ディビシオン5位「セビージャFC」と13位「セルタ・デ・ビーゴ」が、連盟の定めた期限までに決算報告を提出しなかった罰則として、プロ資格の剥奪とスペインリーグ3部に相当するアマ組織のセグンダ・ディビシオンB(スペインでは1部のプリメーラ・ディビシオン2部のセグンダ・ディビシオンまではプロ組織であり、プロ資格の剥奪によって1部と2部の両リーグに所属できなくなる)に降格する処分を出した。それまでの時点では、降格圏外の上位16チームのほかに、入れ替え戦に勝利して残留を決めた18位「スポルティング・デ・ヒホン」と昇格を決めた「UDサラマンカ」、自動降格2チームと入れ替わる形でプリメーラ・ディビシオン昇格を決めている「CPメリダ」・「ラーヨ・バジェカーノ」で20チームの枠は全て決定していたのだが、1995-1996シーズン開幕を間近に控える中「セビージャFC」と「セルタ・デ・ビーゴ」の降格問題が発生して、2つのチーム枠の空きが突如できたのである。連盟は、2つのチーム枠を埋める為、入れ替え戦に敗退した17位「アルバセテ・バロンピエ」と、自動降格となっている2つのチームの内で上位に当たる19位の「レアル・バリャドリード」について、1部残留を承認した。しかし、本来なら降格圏内ではないチームの降格処分に対してスペイン各地で処分取り消し運動が捲き起こり、「セビージャFC」と「セルタ・デ・ビーゴ」の降格処分が取り消されることになった。一方、処分取り消しの決定に対して「アルバセテ・バロンピエ」と「レアル・バリャドリード」が抗議し、その結果、1995-1996と1996-1997の2シーズンに限り、従来の20チームに2チームを加えた22チームでの拡大が認められることになった。 ^ http://noticias.juridicas.com/base_datos/Admin/l30-1992.html ^ http://www.geocities.co.jp/athlete/3770/datos/historia.html ^ http://www.futbolme.com/laliga/porjornadas/index2.asp?D1=1994
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