スルプスカ共和国の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 02:34 UTC 版)
「セルビアの国旗」の記事における「スルプスカ共和国の場合」の解説
ボスニア・ヘルツェゴビナの一部を構成するスルプスカ共和国でも、セルビアと同じ配色の横割り三色旗が用いられている。以前から国旗の配色はセルビアと同じであったが、国章はセルビアとは若干異なるものである。 以前は縦横比が2:3で、セルビアの国旗から国章を除いたものと同一であった。しかし、後述するような憲法問題を惹起したため、2006年10月からは、縦横比が1:2に改まった。 スルプスカ共和国では、セルビア人は人口の約3/4を占める圧倒的多数者であるが、それ以外にもイスラム教徒のボシュニャク人(人口の約10%を占めている)や、クロアチア人(かなり少数)も居住している。しかし、この国旗・国章はともにセルビア人のシンボルのみを掲揚するものであるため、セルビア人以外の住民の存在を無視しているとのことで、ボスニア・ヘルツェゴビナ憲法裁判所は共和国政府に、2006年3月31日以降6ヶ月以内に国旗・国章と国歌を改めるよう要請した。 スルプスカ共和国とは逆に、ボスニア・ヘルツェゴビナの中でセルビア人が少数派のボスニア・ヘルツェゴビナ連邦では、国旗・国章にセルビア人のシンボルだけが掲揚されていない。 アルゼンチンのミシオネス州の州旗と図柄が同じであるが、縦横の比率が異なる。 ?市民用旗および商船旗
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