スミスチャートの発明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/27 23:58 UTC 版)
「フィリップ・スミス」の記事における「スミスチャートの発明」の解説
ベル研究所に在職中の1939年、フィリップ・スミスはスミスチャートを発明した。このチャートをなぜ発明したのか尋ねられたスミスは次のように説明している。「計算尺を使えるようになって以降、数学的な関係を視覚的に表現することに興味を持った。」 スミスの提案の2年前、日本無線電信株式会社の水橋東作は1937年(昭和12年)に発表した論文中第1図で、「反射係数 γ {\displaystyle \gamma } の Z 01 {\displaystyle Z_{01}} (及 Z 02 {\displaystyle Z_{02}} )に対する円線図」という正規化インピーダンスに対するスミスチャートと等価の計算図表を提案し、この「便利な図」を用いてグラフィカルにインピーダンスの計算ができることを示した。このため日本国内では、スミスチャートは水橋チャートまたは水橋-スミスチャートと呼称するのが妥当であるとの意見が存在する。
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