スペイン貴族の格式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 01:03 UTC 版)
王室の称号プリンシペ(Príncipe)を除けば、スペイン貴族の階級には上からDuque(公爵)、Marqués(侯爵)、Conde(伯爵)、Vizconde(子爵)、 Barón(男爵)、Señor(領主)の6階級がある。2013年時点で爵位保持者は2000人程度といわれ、公爵は150人程度、侯爵は1000人程度、伯爵は900人程度であり、子爵以下は数が少ない。 スペイン貴族はグランデの格式を持つかどうかが重視される。これは国王の御前での脱帽や起立の免除などの特権を伴う。公爵は全てグランデの格式を有し、侯爵は140人程度がこの格式を有する。グランデの格式を伴う爵位保有者はExcelentísimo Señor (男性) Excelentísima Señora (女性)の敬称で呼ばれ、グランデの格式がない爵位保有者はIlustrísimo Señor (男性) Ilustrísima Señora(女性)の敬称で呼ばれる。 伯爵以上の貴族の長男は他の称号を持たない場合には親の称号に由来する地名の子爵位を爵位の継承まで名乗ることができる。 グランデの紋章上の冠 公爵の紋章上の冠 侯爵の紋章上の冠 伯爵の紋章上の冠 子爵の紋章上の冠 男爵の紋章上の冠 領主の紋章上の冠
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