ストルパーシュウェーレン「ここから...」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 09:26 UTC 版)
「ストルパーシュタイン」の記事における「ストルパーシュウェーレン「ここから...」」の解説
特殊なケースとして、デムニヒはいわゆる「ストルパーシュウェーレン」(独:Stolperschwellen、日本語訳:つまずきの敷居( - しきい))という横1メートル縦10センチメートルも設置している。これは、1つの場所に多数の対象者がいる場合に記念として設置されるものである。文章は通常、"VON HIER AUS ..."「ここから...」で始まる。ドイツのシュトラールズントのStralsund main stationに設置されているストルパーシュウェーレンには、1939年12月にこの駅から1,160人の精神障害者が強制送還され、強制安楽死プログラムT4作戦の対象にされたか、ビエルカ・ピアシニツァ(英語版)で殺害された。 この他にも、ナッツヴァイラー強制収容所に投獄されたドイツのガイスリンゲン(ドイツ語版)出身の女性強制労働者やルクセンブルクのエトルブリュック(英語版)のホロコーストの犠牲者(ここから連行されたショアによる犠牲者を追悼)などのストルパーシュウェーレンも設置された。ギリシャのテッサロニキに設置されたストルパーシュウェーレン(図)は、アロイス・ブルンナーとアドルフ・アイヒマンが市内の50,000人のユダヤ人のうち、96.5%をポーランドの収容所で絶滅させたことに対するものであった。
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