スティール弦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 00:52 UTC 版)
スティール弦アコースティックギターはその名の通りスティール弦と呼ばれる金属製の弦を使用する。また、エレクトリック・ギターもほとんどがスティール弦を使用し、鉄製の弦の振動による磁界の変化を信号として取り出している。 スティール弦の芯線には、弾性を備えた鋼鉄線(ピアノ線)が使用される。高音側の細い弦は芯線のみの1本の針金状であるが、低音側の弦は芯線に金属線を巻き付けたもの(巻き弦)を使用する。巻き付ける金属線(巻き線)には鉄、ニッケル、ステンレス、ブロンズ、フォスファーブロンズなどが用いられる。 一般的には、スティール弦アコースティックギター用の弦セットでは3弦から6弦が巻き弦に、エレクトリック・ギター用の弦セットでは4弦から6弦が巻き弦になる。 弦は太いほど音も太く迫力があるものになるが、押弦に必要な力も大きくなり、チョーキングの難度も上がる。一般的にスティール弦アコースティックギターではライトゲージやミディアムゲージを使うプレイヤーが多い。エレクトリック・ギターではライトゲージ・スーパーライトゲージ・エキストラライトゲージが一般に多く使われる。しかし、音の迫力を求めてより太い弦を使用するプレイヤーも多い。
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