スコット・トンプソン就任と解任
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 02:38 UTC 版)
「Yahoo!」の記事における「スコット・トンプソン就任と解任」の解説
2012年1月4日、PayPal社長のスコット・トンプソンがCEOに指名された。同年4月には、全従業員の14%にあたる約2,000人のレイオフを発表するなど再建に乗り出した。2012年末の完了後、Yahoo!はレイオフで「年間3億7,500万ドル」が節減されたと発表した。3月には、Yahoo!はFacebookに特許を侵害されたと提訴した。4月にはFacebook側から逆提訴をされている。 2012年4月、スコット・トンプソンはYahoo!は顧客最優先であるべきだという彼の見解を何度も繰り返した電子メールを従業員のもとに送っていた。トンプソンにとって顧客とはユーザーと広告主の両方だと定義していた。トンプソンは、さらに完全にYahoo!の再編成を行った。再編成は2012年5月1日に効果が現れ、その要因は「消費者」「地域」「テクノロジー」と3つの大きなグループの経営戦略だった。しかし2012年5月、トンプソンがコンピュータ・サイエンスの学士号を有しているとした誤りから起こった「学歴詐称」問題が発覚。5月13日、就任からわずか4か月でCEOを解任された。そして、役員のロス・レビンソンが暫定CEOに就任した。
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