スカンジナビア侵攻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/09 07:56 UTC 版)
「メッサーシュミット Bf110」の記事における「スカンジナビア侵攻」の解説
1940年4月のスカンジナビア侵攻には当初Bf110-Cが計64機(実働55機)投入された。ただしノルウェーにまで侵攻したのは第76駆逐航空団第I飛行隊(32機、実働29機)のみで、第1駆逐航空団第I飛行隊はデンマークにとどまった。ノルウェー侵攻のため本機にはより長大な航続力が求められ、胴体下面に1050(または1200)リットルの巨大な増槽を装備し、さらに尾部に救命ボートを装備した長距離型、D型が生産された。主な任務は輸送機Ju52や爆撃機の護衛・さらには洋上哨戒などであった。ノルウェー作戦全体およびその後2ヵ月の合計では、Bf110の損失は20機強であった。 この戦役では著名な撃墜王・ヴェルナー・メルダースの弟であるヴィクトール・メルダース中尉が単独でデンマーク第4の都市であるオールボーを占領すると言う椿事が発生した。彼は飛行隊の宿舎を探すことを命じられこの町の近郊の飛行場に愛機を着陸させ、ヒッチハイクの末に町に入ったのであるが、その間に、この町の占領を命じられていた降下猟兵部隊を追い越してしまっていたのだ。彼は単独で町に入り、高級ホテルの接収を済ませていた。
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