ジズ
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ジズ (זיז, Zîz) は、ユダヤの伝説に登場する怪物。
旧約聖書(特に『ヨブ記』)に登場するベヒモス、レヴィアタンと並ぶ三頭一鼎の巨大な怪物とされる。旧約聖書の詩篇50篇11節「私は山の鳥をすべて知っている。ジズ・シャーダイ[וְזִיז שָׂדַי]は私のものだ」と詩篇80篇13節「森の猪がそれを荒らし、ジズ・シャーダイがそれを食べる」にわずかに言及されているのみである。ジズの名前はヘブライ語からの翻訳の過程でしばしば失われている[1]。多くの英訳では曖昧な「獣」(beasts)と表現され、単数形とも鳥類とも言及されていない(シャーダイは通常「野の」と訳されている)。レヴィアタンが海、ベヒモスが陸、ジズが空を象徴する。巨大な鳥で、大地に立ったとき、その頭は天にまで届き、翼を広げると太陽を覆い隠すという。世界の終末には、ベヒモスやレヴィアタンと共に、食べ物として供されることになっている。
このような三頭一鼎という組み合わせは、中世ゾロアスター教の影響であるとされている[2]。
脚注
- ^ Wazana, Nili (2009-01-01). “Anzu and Ziz: Great Mythical Birds in Ancient Near Eastern, Biblical, and Rabbinic Traditions” (英語). Journal of the Ancient Near Eastern Society 31 (1) .
- ^ “jewishencyclopedia.com Leviathan and Behemoth”. 2007年9月20日閲覧。
関連項目
ジズ
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スカップと似た帽子を被っている。全チェシャ鬼の中で、唯一の戦闘仕様アバターを取得している。第6夜を放棄しようとするあづまとひじりを捕らえる為にあづまを殺して生命エネルギーのみキューブ化させようとするが、マソトに拒まれる。崩れゆくワンダーランドを捨て、メーズにて死亡したものと思われる。
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