ジョン・ケネス・ガルブレイスによる真正性声明とされるもの
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「アイアンマウンテン報告」の記事における「ジョン・ケネス・ガルブレイスによる真正性声明とされるもの」の解説
1967年11月26日、「ハーシェル・マクランドレス」氏による本書の書評がワシントン・ポストに掲載されたが、これはハーバード大学教授ジョン・ケネス・ガルブレイスのペンネームであると疑われている。マクランドレスは、自身もグループへの参加を打診されたことがあり、直接本報告書が本物であることを知っていると書いていた。彼は、グループの一員として参加することはできなかったが、折に触れて相談を受けており、守秘義務についても指示を受けていたというのである。彼は、本報告書を公表することが賢明であるかについては疑問を持っていたが、本報告書の結論には完全に同意していた。 6週間後、ロンドン発のAP通信の報道で、ガルブレイスは冗談めかしてさらに踏み込んだ発言をした。すなわち、彼はこの陰謀を企んだうちの一人であったというのである。その翌日、ガルブレイスは発言を撤回した。彼の「陰謀」発言について問われ、次のように答えたのである。「チャールズ2世の時代から、タイムズ紙は発言の切り取りの罪を繰り返してきた……ディーン・ラスクが書こうがクララ・ブース・ルース(英語版)が書こうが、私の信念は揺るがない。」 その6日後、当初の報道をした記者は次のように報じた。 ガルブレイス教授は切り取り被害を受けがちな傾向があるようである。ケンブリッジのVarsity紙の最新版には、次のような(テープ反訳の)会話が引用されている。インタビュアー:あなたは、アイアンマウンテン報告書の著者の身元を知っていますか?ガルブレイス:私はこの陰謀の主要メンバーでしたが、著者ではありません。私は、序文を書いた人が著者だとずっと思っていました。リュイン氏です。 2013年にニューヨーク・マガジンに掲載された記事において、ナヴァスキーは、ガルブレイスは本当にマクランドレスであり、マクランドレスは「当初から架空の人物であった」のだと断言している。
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