シロハラクイナとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 生物 > 鳥類 > クイナ科 > シロハラクイナの意味・解説 

白腹秧鶏

読み方:シロハラクイナ(shiroharakuina)

クイナ科

学名 Amaurornis phoenicurus


シロハラクイナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/12 10:27 UTC 版)

シロハラクイナ
シロハラクイナ Amaurornis phoenicurus
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ツル目 Gruiformes
: クイナ科 Rallidae
亜科 : Himantornithinae
: シロハラクイナ属 Amaurornis
: シロハラクイナ
A. phoenicurus
学名
Amaurornis phoenicurus
(Pennant, 1769)
和名
シロハラクイナ
英名
White-Breasted Waterhen

シロハラクイナ(白腹水鶏、学名:Amaurornis phoenicurus)はツル目クイナ科に分類される鳥類の一種である。

分布

インドから東南アジア中国南部にかけて留鳥として分布する。

日本では沖縄県留鳥として分布する他、日本の各地で時々記録され、繁殖の記録も複数ある。鹿児島県串木野市では1981年5月に成長1羽が確認されている[1]。その後、1982年には2番、4羽が観察され、ヒナ3~4羽が確認されたほか、8月にはヒナ4羽、9月には孵化後、間もないと思われるヒナ3羽が確認されている[1]。また、高知県でも1983年5月、オス1羽が記録されている[2]など、近年分布を北に広げつつある。

形態

全長約32cm。成鳥は額から顔、腹にかけてが白色でよく目立つ。頭頂部から体の上面は、やや光沢のある褐色がかった黒色。下尾筒は茶色。嘴は黄色で、基部は赤い。幼鳥は体の上面の褐色味が強く、光沢がない。

生態

河川、湿地、水田、マングローブ林に生息するが、山間部の草地でも見られることがある。

繁殖期はつがいで生活する。縄張りを持ち、他の個体が侵入すると「クォ クォ」と鳴きながら威嚇し、頭を前に伸ばしながら追い払う。

低木や丈の高い草の上に、枯れ草を積んで皿状の巣を作り4-8卵を産む。繁殖期は沖縄では2-10月と長く、個体によっては1年に3回繁殖を行うものもある。

脚注

  1. ^ a b 田中正一「九州でのシロハラクイナの繁殖初記録」『Strix』2巻、日本野鳥の会、1983年、112-113頁
  2. ^ 澤田佳長「高知県におけるシロハラクイナの初記録」『Strix』2巻、日本野鳥の会、1983年、113-114頁

参考文献

  • 真木広造他 『日本の野鳥590』 平凡社
  • 高野伸二他 『山渓カラーガイド 日本の野鳥』、山と渓谷社


関連項目




シロハラクイナと同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シロハラクイナ」の関連用語

シロハラクイナのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シロハラクイナのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシロハラクイナ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS