シルヴァークラウドIII
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「ロールス・ロイス・シルヴァークラウド」の記事における「シルヴァークラウドIII」の解説
1962年、主にボディが変更されシルヴァークラウドIIIとなった。メカニカルな部分の変更は真空進角ディストリビューターを採用、100オクタンのハイオクガソリンを前提とし圧縮比は9に上げられ、キャブレターが2inのHD8に大径化され、パワーステアリングが改良された。この結果7%出力が向上したとされ、すなわち前型が200hpとすれば214hpである。これに対応するためクランクシャフトは窒化処理され、ガジョンピンが大径化された。臭気の漏れを防ぐため密閉ダクトで吸気に還流させるクランクケースベンチレーションを装備した。 ボディには大きな変更が加えられており、ヘッドライトは4灯式が採用され、ラジエターグリル小型化され(1.5in低くなった)、フロントフェンダーもデザインが変更されている。方向指示器と車幅灯が組み込まれたフロントフェンダーのデザインは、後継車種などにも引き継がれた。 出力向上で最高速度は188km/h、、SS¼マイル17.7秒、0-100mph34秒に向上した。 生産台数は2,297台でうちコーチビルドが375台。後継はシルヴァーシャドウ。
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