シリーズB (2015–2020)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 09:49 UTC 版)
「英国旅券」の記事における「シリーズB (2015–2020)」の解説
旅券局がデ・ラ・ルーと、新世代の生体認証パスポートのデザインを契約し、2015年10月に「シリーズB」のパスポートとして発売された。表紙のデザインはシリーズAと同じで、表紙の素材にマイナーチェンジが加えられた。通常のパスポートのページ数は32ページから34ページに増え、従来の48ページのビジネスパスポートに代わって50ページのジャンボパスポートが登場した。立体感のあるUV画像、クロスページ印刷、裏表紙と一体化した1枚のデータページなど、新たなセキュリティ機能を搭載した。当時、イギリスのシリーズBパスポートはビザなしで渡航できる国が世界最多であった。 シリーズBのテーマは「Creative United Kingdom」で、旅券局はシリーズBのアートワークをイギリスのパスポートの中で最も複雑なものと表現した。各見開きページには、イギリスの芸術、建築、革新における500年の功績を称えるアートワークが掲載された。また、画像に関連する場所を示すOrdnance Survey(英語版)社の地図も印刷されていた。また、ウィリアム・シェイクスピアの肖像が透かしとして各ページに埋め込まれていた。 シリーズBのパスポートは当初、表紙に「European Union」と印刷された状態でイギリス市民に発行された。しかし、2019年3月以降のシリーズBの製造分では、EUからの離脱を見越して、この記載が削除された。この時期尚早の変更は、2019年中のイギリスの不確実性と分裂を考慮して、物議を醸した。
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