シャーロックホームズの冒険とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 芸術・創作物 > 映画 > 映画作品 > シャーロックホームズの冒険の意味・解説 

9784770022684

別表記:4770022689、シャーロック・ホームズの冒険

書籍タイトル:

シャーロック・ホームズの冒険

出版社:

作者:

ドイル,A.(アーサー)C.

出版日:

1994

ページ数:

236

説明:


シャーロック・ホームズの冒険


シャーロック・ホームズの冒険

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/26 02:59 UTC 版)

The Adventures of Sherlock Holmes、1892年の初版本

シャーロック・ホームズの冒険』(シャーロック・ホームズのぼうけん、The Adventures of Sherlock Holmes)は、イギリスの小説家、アーサー・コナン・ドイルによる短編集。シャーロック・ホームズシリーズの一つで、五つの短編集のうち最初に発行された作品である。1892年の発行で、イギリスの『ストランド・マガジン』1891年7月号から1892年6月号にかけて発表された12の短編を収録している[1]。 『ストランド・マガジン』連載時にはシドニー・パジェットが挿絵を担当した。

初版

イギリスでの初版はジョージ・ニューンズ社から1892年10月14日に、アメリカでの初版はハーパー・アンド・ブラザーズ社から10月15日に出版された[2]

イギリスで出版された単行本の初版は1万部で、大量に発行された『ストランド・マガジン』の合本版と競合していた。年内に8000部が売れていたが、ドイルは翌1893年1月に新聞各紙へ自腹を切って『シャーロック・ホームズの冒険』の広告を出している。初版は間もなく完売し、1893年と1894年に5000部ずつ増刷された[3]

第一シリーズと第二シリーズ

収録された12の短編は、第一シリーズの6編と第二シリーズの6編に分けることができ、見出しの相違ではっきり区別する事ができる[3]。 第一シリーズは1891年7月号から『Adventures of Sherlock Holmes』(シャーロック・ホームズの冒険)のタイトルで連載が始まり、題名は「Adventures of Sherlock Holmes. ADVENTURE I.―A SCANDAL IN BOHEMIA.」(冒険その一――ボヘミアの醜聞)、「Adventures of Sherlock Holmes. ADVENTURE II.―THE RED-HEADED LEAGUE.」(冒険その二――赤毛組合)のような形式であった[4][3]。 ドイル自身はホームズ物語の執筆は6編で終わりにしようと考えていたが、『ストランド・マガジン』での連載が好評だったため、編集部から続きを書くよう強く依頼された。はじめドイルはこれを拒絶していたが、原稿料の上昇などにより、執筆を継続することになる[3]。 第二シリーズは引き続き1892年1月号から連載された。短編の題は「The Adventure of」をつけたものへ変わり、「Adventures of Sherlock Holmes. VII.―THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE.」(その七――青い紅玉の冒険)、「Adventures of Sherlock Holmes. VIII.―THE ADVENTURE OF THE SPECKLED BAND.」(その八――まだらの紐の冒険)といった形式になった[4][3]。 単行本へ収録される際には、第一シリーズにも「The Adventure of」がつけられ、「The Adventures of A Scandal in Bohemia」(ボヘミアの醜聞の冒険)、「The Adventure of The Red-Headed League」(赤毛組合の冒険)などとなっている[3]

グラナダ・テレビ版

舞台や映画、テレビドラマの原作として世界中で有名になったが、中でも1980年代にグラナダテレビ制作、ジェレミー・ブレット主演でテレビドラマ化された『シャーロック・ホームズの冒険』シリーズは特に有名で、日本でもNHKが放送した(その際、ホームズ役の吹き替えは露口茂が担当)。最近ではスカパー!、ケーブルテレビなどでミステリチャンネルが放送している。

収録作品

タイトルは『ストランド・マガジン』に掲載されたもの。日本語版では訳者により様々な訳題が使用されている。括弧内は掲載号。

脚注

  1. ^ ジャック・トレイシー『シャーロック・ホームズ大百科事典』日暮雅通訳、河出書房新社、2002年、152頁
  2. ^ コナン・ドイル著、リチャード・ランセリン・グリーン注・解説『シャーロック・ホームズ全集 第3巻 シャーロック・ホームズの冒険』小林司・東山あかね、高田寛訳、河出書房新社、1998年、485頁
  3. ^ a b c d e f コナン・ドイル著、リチャード・ランセリン・グリーン注・解説『シャーロック・ホームズ全集 第3巻 シャーロック・ホームズの冒険』小林司・東山あかね、高田寛訳、河出書房新社、1998年、657-691頁
  4. ^ a b 笹野史隆「ストランド・マガジン(に載った題名)」『シャーロック・ホームズ大事典』小林司・東山あかね編、東京堂出版、2001年、403-406頁

シャーロック・ホームズの冒険(イギリス、グラナダTV、 1984年4月 - 1994年4月)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 20:55 UTC 版)

シャーロック・ホームズシリーズ関連作品」の記事における「シャーロック・ホームズの冒険(イギリスグラナダTV1984年4月 - 1994年4月)」の解説

日本ではNHK1985年4月から1995年2月にかけて放送されドラマシリーズ。全41話。グラナダTV原題では"The Adventure of Sherlock Holmes"、"The Return of Sherlock Holmes"、"The Casebook of Sherlock Holmes"、"The Memoirs of Sherlock Holmes"と4つシリーズ名用いて放映されたがシリーズ順序内容ドイル原作とは一致していない。シャーロック・ホームズ役はジェレミー・ブレット (Jeremy Brett)、日本語吹替声優露口茂。「犯人は二人」では、シリーズ唯一のシャーロック・ホームズのキスシーンが見られる。「マザランの宝石」では、シャーロック・ホームズ冒頭一分ラストの三秒しか登場せず、兄のマイクロフトワトソンによって推理捜査進められ解決に至る。

※この「シャーロック・ホームズの冒険(イギリス、グラナダTV、 1984年4月 - 1994年4月)」の解説は、「シャーロック・ホームズシリーズ関連作品」の解説の一部です。
「シャーロック・ホームズの冒険(イギリス、グラナダTV、 1984年4月 - 1994年4月)」を含む「シャーロック・ホームズシリーズ関連作品」の記事については、「シャーロック・ホームズシリーズ関連作品」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「シャーロックホームズの冒険」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シャーロックホームズの冒険」の関連用語

シャーロックホームズの冒険のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シャーロックホームズの冒険のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシャーロック・ホームズの冒険 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのシャーロック・ホームズシリーズ関連作品 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS