マザリンの宝石とは? わかりやすく解説

マザリンの宝石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 06:43 UTC 版)

マザリンの宝石」(マザリンのほうせき、The Adventure of the Mazarin Stone)は、イギリスの小説家、アーサー・コナン・ドイルによる短編小説。シャーロック・ホームズシリーズの一つで、56ある短編小説のうち45番目に発表された作品である。イギリスの『ストランド・マガジン』1921年10月号、アメリカの『ハースツ・インターナショナル』1921年11月号に発表。1927年発行の第5短編集『シャーロック・ホームズの事件簿』(The Case-Book of Sherlock Holmes) に収録された[2]


  1. ^ 中盤でホームズがあげる過去の事件の1つに「1892年2月13日の列車強盗事件」という物がある。
  2. ^ ジャック・トレイシー『シャーロック・ホームズ大百科事典』日暮雅通訳、河出書房新社、2002年、344頁
  3. ^ a b c ウィリアム・ベアリング=グールド「75「奇妙は奇妙な事件なんです……」」『詳注版シャーロック・ホームズ全集』10、小池滋訳、筑摩書房〈ちくま文庫〉、1998年、127-137頁。ISBN 9784480032805
  4. ^ ウィリアム・ベアリング=グールド「11「じつはベイカー街の部屋に目をつけているんです」」『詳注版シャーロック・ホームズ全集』1、小池滋訳、筑摩書房〈ちくま文庫〉、1997年、374-403頁。ISBN 9784480032713ここでベーカー街221Bの部屋の構造を説明しているが、本作の記述については「「マザリンの宝石」を信用してよいならば」などの保留がつけられている。
  5. ^ ネイサン・L・ベンジス「ワトスン博士に感謝――正典におけるひょうせつの研究」。Bengis, Nathan L. (1958-10). “Take a Bow, Dr. Watson”. The Baker Street Journal (new series) VIII (4): 218-229. 
  6. ^ ジョン・ロバート・ムア「シャーロック・ホームズのプロット借用」。『モダン・ランゲージ・クオータリー』第8巻第1号、1947年3月発行
  7. ^ a b c マシュー・バンソン編著『シャーロック・ホームズ百科事典』日暮雅通監訳、原書房、1997年、41-42頁
  8. ^ コナン・ドイル『ドイル傑作選I ミステリー篇』北原尚彦・西崎憲編、翔泳社、1999年、375頁
  9. ^ a b アンソニー・バウチャー「ベイカー街のレコード」。Boucher, Anthony (1949-1). “The Records of Baker Street”. The Baker Street Journal (old series) IV (1): 97-104. 
  10. ^ コナン・ドイル『ドイル傑作選I ミステリー篇』北原尚彦・西崎憲編、翔泳社、1999年、366-367頁
  11. ^ ジェイムズ・モントゴメリー「ダイアモンドについての推測」。Montgomery, James (1953-12). “Speculation in Diamonds”. The Sherlock Holmes Journal 1 (4): 30-36. 


「マザリンの宝石」の続きの解説一覧



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マザリンの宝石」の関連用語

マザリンの宝石のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マザリンの宝石のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマザリンの宝石 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS