シャーロック・ホームズとバルフォア
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「アーサー・バルフォア」の記事における「シャーロック・ホームズとバルフォア」の解説
小説家アーサー・コナン・ドイルが生み出した名探偵シャーロック・ホームズが活躍した時代は、主にソールズベリー侯爵内閣期だが、続くバルフォア内閣期の1903年にも多くの事件を手がけたという設定になっている(同時にこの年にホームズは引退する)。 『マザリンの宝石』(『シャーロック・ホームズの事件簿』収録)の依頼人は英国首相であるが、これは1903年の事件と言われており、それが正しければ依頼人の首相というのはバルフォアということになる。作中でビリー少年は首相のことを「付き合いやすそうな人」と評している。 同じく『海軍条約文書事件』(『シャーロック・ホームズの思い出』収録)に登場する外務大臣ホールドハースト卿はソールズベリー侯の変名と言われており(ホームズ小説はワトスンの著作という形式をとっているため、ワトスンが当人に配慮して変名にしていると考える余地がある)、そうだとすれば、その甥という設定で登場する依頼人パーシー・フェルプスはバルフォアの変名である可能性が高い。作中でフェルプスの住居はウォーキングに設定されていたが、ここはバルフォアの弟の住居がある場所であり、バルフォアの最期の地でもある。
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