システムタスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 07:27 UTC 版)
システムタスクは、シミュレーション中に単純なI/Oや設計測定関数を操作するために利用できる。すべてのシステムタスクは、$が接頭辞になっており、ユーザー定義のタスクや関数と区別される。このセクションでは、最もよく使用されるタスクの一覧を紹介する。完全なリストではないことに注意。 $display — 1行を画面に表示する。自動で改行文字を付加する。 $write — 1行を画面に表示する。改行文字は加えない。 $swrite — 改行文字無しで変数を1行で出力する。 $sscanf — 変数から書式指定で文字列を読み込む。 (*Verilog-2001) $fopen — ファイルハンドルを開く。読み込みまたは書き込みのために使用する。 $fdisplay — ファイルに1行を書き込む。自動で改行文字を付加する。 $fwrite — ファイルに1行を書き込む。改行文字は加えない。 $fscanf — ファイルから書式指定で文字列を読み込む。(*Verilog-2001) $fclose — オープンしたファイルハンドルを閉じて開放する。 $readmemh — 16進数ファイルの内容をメモリ配列に読み込む。 $readmemb — バイナリファイルの内容をメモリ配列に読み込む。 $monitor — 何らかの変更が発生した時に、すべての変数リストを出力する。 $time — 現在のシミュレーション時刻の値。 $dumpfile — VCD(Value Change Dump)フォーマットでの出力ファイル名を宣言する。 $dumpvars — 変数を有効にしてダンプする。 $dumpports — 変数を有効にしてExtended-VCDフォーマットでダンプする。 $random — ランダムな値を返す。
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