シオン_(ヴァレー州)とは? わかりやすく解説

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シオン (スイス)

(シオン_(ヴァレー州) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/01 07:33 UTC 版)

シオン
Sion
Sitten

ワイン畑から見たシオン市街
基礎自治体(Commune Municipale) 基礎自治体(Commune Municipale)
位置

シオンの位置
位置
シオン
シオン (スイス)
座標 : 北緯46度14分0秒 東経7度22分0秒 / 北緯46.23333度 東経7.36667度 / 46.23333; 7.36667
行政
スイス
  (Canton)
Wappen des Kantons Wallis
ヴァレー州
  (District) シオン郡
 基礎自治体(Commune Municipale) シオン
地理
面積  
  基礎自治体(Commune Municipale) 34.85 km2 (13.46 mi2)
標高 500 m (1,640 ft)
人口
人口 (2015年12月現在)
  基礎自治体(Commune Municipale) 33,879[1]
    人口密度   970人/km2(2,500人/mi2
その他
等時帯 中央ヨーロッパ時間 (UTC+1)
夏時間 中央ヨーロッパ夏時間 (UTC+2)
郵便番号 1950
公式ウェブサイト : www.sion.ch/

シオン(Sion)は、スイス南部、ヴァレー州基礎自治体(コミューン・ミュニシパル)で同州の州都。ローヌ川左岸に位置している。スイス有数のワインの産地で、ヴァレー産ワインの集散地となっている。ドイツ語名はジッテン(Sitten)、ラテン語名はセドゥヌム(Sedunum)。

歴史

新石器時代の遺跡が発見されており、それからケルト人の時代に発展し始めた。シオンの語源は、この地域に住んでいたケルト人の種族に由来するラテン語の Sedunum から来ている。 紀元前1世紀に周辺地域と共に、ローマ人に占領された。シオンの市庁舎にはローマの碑文が残されている。ローマカトリックのシオン教区は4世紀に創設され、スイスでは最も古く、アルプスの以北でも最も古い教区の一つである。サヴォイア家との抗争に対抗し、中世において宗教上の世界のみならず、世俗の権力においてもヴァレー地方全域に支配を及ぼした。

近年では1976年、2002年、2006年の冬季オリンピックの開催地に立候補したが、デンバー(のちにインスブルックに変更)、ソルトレイクシティトリノにそれぞれ敗れた。

観光

ノートル・ダム・ド・ヴァレール
  • ヴァレール

シオンの町を見下ろす丘の上に城と教会がある。寺院として12/13世紀に建てられたヴァレール城英語版の内部には、州の歴史博物館が入っている。城壁内には司教座参事会員の住居が置かれていた。ノートルダム・ド・ヴァレール教会は12世紀に着工されたもの。教会の木製オルガンは15世紀のもので、演奏可能なオルガンとして世界最古である。

シャトー・ド・トゥールビヨン
  • トゥールビヨン

ヴァレールに並び立つ丘。丘の上にトゥールビヨン城英語版と司教館の廃墟がある。城の着工は14世紀初頭だが、この丘は先史時代から保塁として使われていた。戦略上の拠点として、13世紀末、シオンの司教によって城が築かれた。1788年シオンを襲った大火により、トゥールビヨン城も破壊された。

  • サン・レオナールの地底湖

シオン近郊にあるヨーロッパ最大の地底湖。洞窟の中にある湖で、起伏に富んだ地形を船で楽しむことができる。

交通

スポーツ

脚注

外部リンク


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