シアターグリーンBOX in BOX THEATERとは? わかりやすく解説

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シアターグリーン

(シアターグリーンBOX in BOX THEATER から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/25 06:31 UTC 版)

シアターグリーン
Theater Green
情報
正式名称 シアターグリーン
旧名称 池袋アートシアター
完成 2005年9月
開館 1968年
開館公演 劇団絶対王様『猫のヒゲのしくみ(作演出笹木彰人)』[1](BIG TREE THEATER)/うわの空・藤志郎一座『ひよこのパジャマ』(エリア171)[2](2005年9月)
客席数 341(3つのホールの合計)
設備 場内:劇場その他:稽古場、劇場事務所
用途 演劇の公演
運営 有限会社シアターグリーン[疑問点]
所在地 171-0022
東京都豊島区南池袋二丁目20番4号
位置 北緯35度43分35.0秒 東経139度42分52.0秒 / 北緯35.726389度 東経139.714444度 / 35.726389; 139.714444 (シアターグリーン
Theater Green
)
座標: 北緯35度43分35.0秒 東経139度42分52.0秒 / 北緯35.726389度 東経139.714444度 / 35.726389; 139.714444 (シアターグリーン
Theater Green
)
アクセス 該当項目を参照
外部リンク theater-green.com
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シアターグリーン英語Theater Green)は、東京都豊島区南池袋二丁目20番4号にある小劇場。BIG TREE THEATER、BOX in BOX THEATER、BASE THEATERの3つの舞台からなる。

概要

隣接する仙行寺の社会事業として[3]、若手演劇人に実験活動・自作自演の前衛環境を提供することを目的に開場した。 BIG TREE THEATER(座席数167)、BOX in BOX THEATER(座席数104)、BASE THEATER(座席数70)と3つの小劇場と稽古場及び系列の株式会社アリー・エンターテイメントの事務所からなっている。

周辺には日蓮正宗常在寺など寺社も多く南池袋公園もあり閑静な一角である。おそらく現存する都内最古の小劇場[4]である。

現在はシアターグリーン学生芸術祭、グリーンフェスタの演劇祭を主催し、池袋演劇祭などにも参加している。

沿革

  • 1968年同地にある仙行寺宗教法人の社会事業の一つとして演劇活動の場を提供したのがはじまりである。
  • 1972年には当初の「池袋アートシアター」から経営を引き継いだ関 敬の命名により現名称へ。シアター・グリーンのロゴは関 敬の友人であったイラストレーターの原田 治が作成。公園と寺院の木々に囲まれた一角にある事からその名がついたという。1980年には有限会社として整備されている。
  • 2005年8月20日に豊島区が劇場の前の道に「シアターグリーン通り」という通称名を設定[4][5]
  • 2005年9月15日に現在の建造物にリニューアルオープンした。
  • 2006年9月「メインホール」を「BIG TREE THEATER」に[6]、「エリア171」を「BOX in BOX THEATER」に[7]、「小劇場」を「BASE THEATER」に[8]それぞれ改称した。

シアターグリーン学生芸術祭

シアターグリーン学生芸術祭
Theater Green Student Art Festival
イベントの種類 コンテスト
通称・略称 SAF
正式名称 シアターグリーン学生芸術祭
開催時期 毎年7月下旬~8月下旬
初回開催 2007年8月3日9月24日
会場 シアターグリーンBASE THEATER
主催 株式会社アリー・エンターテイメント
協力 シアターグリーン
おうさか学生演劇祭
CoRich舞台芸術!
出展数 11団体(2012年度)
シアターグリーンへの交通アクセス
最寄駅 池袋駅
駐車場 なし
公式サイト
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シアターグリーン学生芸術祭( - がくせいげいじゅつさい)は2007年より毎年夏期に一番小さいBASE THEATERにて行われる。

参加資格は学生であることのみであるが卒業後一年であれば参加可能となっている。この演劇祭のグランプリの特典としてその年度の3月に行われる「おうさか学生演劇祭」の参加権が与えられる。演劇を志す大学生の登竜門となりつつあり、この演劇祭出身の団体、演劇人も少なくない。

グリーンフェスタ

1977年より演劇祭「シアターグリーンフェスティバル」を50回以上にわたり開催。参加団体・作品の事前審査を一切行わず公募で募集、また参加全公演を観劇した観客の投票でシアター・グリーン賞を授与するという観客目線による作品審査が特徴の演劇祭で、劇団3○○劇団スーパー・エキセントリック・シアターはじめ多数の劇団、劇作家、演出家、役者を輩出して若手劇団の登竜門となった[3][9]

2005年の劇場リニューアルに伴い、開催規模を拡大し若手劇団に限らず様々な団体に門戸を広げ、劇場創立40周年を記念して2008年より演劇祭「グリーンフェスタ」として開催している[3]

受賞作品には、「グリーンフェスタ賞」(最優秀賞)、「優秀賞」(数団体)[注釈 1]の各賞が贈られる。

交通アクセス

シアターグリーン通り[4][5]
鉄道
路線バス

脚注

注釈

  1. ^ 2023年までは「グリーンフェスタ賞」、「BIG TREE THEATER賞」、「BOX in BOX THEATER賞」、「BASE THEATER賞」。

出典

  1. ^ 『猫のヒゲのしくみ』”. 演劇上演記録データベース. 早稲田大学文化資源データベース. 2021年9月19日閲覧。 “シアターグリーン メインホール 杮落とし”
  2. ^ うわの空・藤志郎一座第21回本公演「ひよこのパジャマ」 - ウェイバックマシン(2005年10月30日アーカイブ分)
  3. ^ a b c “池袋のシアターグリーンで演劇祭「グリーンフェスタ」 24団体が参加”. 池袋経済新聞 (YAKIMAYO). (2016年2月1日). オリジナルの2020年9月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200930230354/https://ikebukuro.keizai.biz/headline/1443/ 2016年11月27日閲覧。 
  4. ^ a b c 豊島区区史編さん担当. “豊島区史-わが街ひすとりぃ-南池袋(としまひすとりぃ)”. ADEACデジタルアーカイブ. 2021年9月9日閲覧。 “この都内最古の小劇場の新たなスタートに際し、この地から新しい演劇が生まれ周辺地域が発展することを願う地元の要望を受け、2005(平成17)年8月、区は劇場の前の道に「シアターグリーン通り」という通称名を設定した。”
  5. ^ a b 区道通称名設定路線図”. 豊島区. 2021年9月20日閲覧。 “58 シアターグリーン通り 平成17年8月20日”
  6. ^ シアターグリーン(メインホール)(BIG TREE THEATER)”. 株式会社ラセンス. 2021年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月22日閲覧。
  7. ^ シアターグリーン(エリア171)(Box in Box)”. 株式会社ラセンス. 2021年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月22日閲覧。
  8. ^ シアターグリーン(小劇場)(Base Theater)”. 株式会社ラセンス. 2021年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月22日閲覧。
  9. ^ 高沢, 良則「シアター・グリーン・フェスティバル八年目 (小劇場のフェスティバル<小特集>)」『テアトロ』 498巻、カモミール社、1984年8月、101-103頁。 NCID AN00277362 

関連項目

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