サーフ ブンガク カマクラ (完全版)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > サーフ ブンガク カマクラ (完全版)の意味・解説 

サーフ ブンガク カマクラ (完全版)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 02:59 UTC 版)

サーフ ブンガク カマクラ(完全版)
ASIAN KUNG-FU GENERATIONスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
レーベル Ki/oon Records
ASIAN KUNG-FU GENERATION アルバム 年表
プラネットフォークス
2022年
サーフ ブンガク カマクラ(完全版)
2023年
『サーフ ブンガク カマクラ(完全版)』収録のシングル
テンプレートを表示

サーフ ブンガク カマクラ(完全版)』は、日本ロックバンドASIAN KUNG-FU GENERATIONの11thフルアルバム。2023年7月5日キューンレコードから発売。

概要

  • 前作『プラネットフォークス』から1年3ヶ月ぶりのリリース。2008年リリースのアルバム『サーフ ブンガク カマクラ』の続編となる。
  • 全曲の曲名に江ノ島電鉄の駅名が冠され、前作では全15駅中10駅が収録されていた。今作は15年の時を経て、残り5駅の新曲を新たに加え、当時の10曲も再録して収録。全15駅の楽曲を収録した本アルバムは、”完全版”と呼ぶにふさわしい作品となっている[1]。曲順も前作と異なり、実際の江ノ島電鉄の駅順(藤沢駅〜鎌倉駅)となっている。
  • 前作は最初から10曲くらいをイメージしており、駅名の問題(湘南海岸公園鎌倉高校前)や、作曲のイメージがしづらい(石上柳小路)駅は制作されなかった。今作では、湘南海岸公園駅は西方駅、鎌倉高校前駅は日坂駅という旧駅名が採用されている[2]
  • 前作は一発録りの収録だったが、今作はしっかりとしたスタジオワークでサウンドを作り込んでいる。後藤曰く「デモと本番みたいな関係性になるかもしれない」とのこと[3]
  • 追加収録5曲のうち、柳小路パラレルユニバース日坂ダウンヒルがシングルのC/Wとして先行リリースされていた。
  • 初回生産限定盤には、アジカンメンバーが楽曲の舞台となる地域を紹介する「サーフ ブンガク カマクラお散歩MAP」、作詞・作曲を手掛けた後藤による楽曲解説が同梱される[4]
  • 同年6月14日より、EP『サーフ ブンガク カマクラ(半カートン)』が先行配信。追加収録曲「石上ヒルズ」「柳小路パラレルユニバース」「西方コーストストーリー」「日坂ダウンヒル」「和田塚ワンダーズ」と、アジカンとも親交のあるバンド・CARAMELMANのカバー楽曲「湘南エレクトロ」の全6曲を収録。「湘南エレクトロ」は配信EPのみで聴くことができる[5]

収録曲

  • 全作詞/全作曲:後藤正文、全編曲:ASIAN KUNG-FU GENERATION
#タイトル作詞作曲・編曲
1.藤沢ルーザー  
2.「石上ヒルズ」  
3.柳小路パラレルユニバース  
4.鵠沼サーフ  
5.「西方コーストストーリー」  
6.江ノ島エスカー  
7.「腰越クライベイビー」  
8.日坂ダウンヒル  
9.「七里ヶ浜スカイウォーク」  
10.「稲村ヶ崎ジェーン」  
11.「極楽寺ハートブレイク」  
12.「長谷サンズ」  
13.由比ヶ浜カイト  
14.「和田塚ワンダーズ」  
15.「鎌倉グッドバイ」  

楽曲について

1.「藤沢ルーザー」
2.「石上ヒルズ」
新曲。後藤曰く、「ビバリーヒルズ」みたいに「イシガミヒルズ」と言ってみたかっただけの、ダジャレで作られた曲[6]
3.「柳小路パラレルユニバース」
出町柳パラレルユニバース』C/W。
4.「鵠沼サーフ」
5.「西方コーストストーリー」
新曲。後藤曰く「チャコじゃない海岸物語」。サウンドはティーンエイジ・ファンクラブみたいなイメージで作ったとのこと[7]
MVが制作され、6月16日よりオフィシャルYouTubeチャンネルで公開。俳優の見津賢と祷キララが出演し、制作はフィルムディレクターのイバナオトが手がけた[8]
コーストストーリーは和訳すると「海岸物語」であり、サザンオールスターズの『チャコの海岸物語』のオマージュである。歌詞には「チャコ」「ミーコ」「ピーナッツ」「烏帽子岩」など、同作のフレーズが登場する。
6.「江ノ島エスカー」
アルバム発売日の7月5日にMVが公開。「西方コーストストーリー」の続編となり、同じくフィルムディレクターのイバナオトが手がけ、俳優の見津賢と祷キララが出演している[9]
今作のリードトラックであり、原曲の若さに対して、「大人っぽい江の島エスカー」と評している[10]
7.「腰越クライベイビー」
8.「日坂ダウンヒル」
宿縁』C/W。山田曰く、サウンド面で今作の基準となっている曲[11]
9.「七里ヶ浜スカイウォーク」
再録された楽曲では唯一、原曲から歌詞が変更されている[12]
10.「稲村ヶ崎ジェーン」
原曲と違い、一部喜多のソロパートがある。
11.「極楽寺ハートブレイク」
12.「長谷サンズ」
13.「由比ヶ浜カイト」
14.「和田塚ワンダーズ」
新曲。メンバー曰く「色々経てきたからこそ作れた、今っぽい曲」[13]
15.「鎌倉グッドバイ」

演奏

  • 後藤正文:Vocals, Guitar
  • 喜多建介:Guitar, Vocals
  • 山田貴洋:Bass, Vocals
  • 伊地知潔:Drums

脚注

  1. ^ ASIAN KUNG-FU GENERATION | 「サーフ ブンガク カマクラ(完全版)」”. ASIAN KUNG-FU GENERATION | 「サーフ ブンガク カマクラ(完全版)」. 2023年6月14日閲覧。
  2. ^ ASIAN KUNG-FU GENERATION、傑作『サーフ ブンガク カマクラ』を完全版としてリリース。作品を取り巻く思いと15年を経てわかったこと”. THE FIRST TIMES. 2023年7月7日閲覧。
  3. ^ ASIAN KUNG-FU GENERATION、傑作『サーフ ブンガク カマクラ』を完全版としてリリース。作品を取り巻く思いと15年を経てわかったこと”. THE FIRST TIMES. 2023年7月7日閲覧。
  4. ^ ニュー・アルバム「サーフ ブンガク カマクラ(完全版)」7月5日(水)に発売決定! | ASIAN KUNG-FU GENERATION | ソニーミュージックオフィシャルサイト”. ASIAN KUNG-FU GENERATION | Sony Music. 2023年6月16日閲覧。
  5. ^ Inc, Natasha. “アジカン「サーフ ブンガク カマクラ」完全版の“半カートン”を先行配信”. 音楽ナタリー. 2023年6月14日閲覧。
  6. ^ ASIAN KUNG-FU GENERATION、傑作『サーフ ブンガク カマクラ』を完全版としてリリース。作品を取り巻く思いと15年を経てわかったこと”. THE FIRST TIMES. 2023年7月7日閲覧。
  7. ^ ASIAN KUNG-FU GENERATION、傑作『サーフ ブンガク カマクラ』を完全版としてリリース。作品を取り巻く思いと15年を経てわかったこと”. THE FIRST TIMES. 2023年7月7日閲覧。
  8. ^ Inc, Natasha. “アジカン「サーフ ブンガク カマクラ(完全版)」より新曲「西方コーストストーリー」MVを今夜公開(動画あり)”. 音楽ナタリー. 2023年6月16日閲覧。
  9. ^ Inc, Natasha. “アジカン「江ノ島エスカー」MVをアルバム発売日に公開、新江ノ島水族館からインスタライブも”. 音楽ナタリー. 2023年7月5日閲覧。
  10. ^ ASIAN KUNG-FU GENERATION、傑作『サーフ ブンガク カマクラ』を完全版としてリリース。作品を取り巻く思いと15年を経てわかったこと”. THE FIRST TIMES. 2023年7月7日閲覧。
  11. ^ ASIAN KUNG-FU GENERATION、傑作『サーフ ブンガク カマクラ』を完全版としてリリース。作品を取り巻く思いと15年を経てわかったこと”. THE FIRST TIMES. 2023年7月7日閲覧。
  12. ^ ASIAN KUNG-FU GENERATION、15年を経て辿り着いた完全版『サーフ ブンガク カマクラ』 バンドとしての変化と手応え”. REAL SOUND. 2024年2月18日閲覧。
  13. ^ ASIAN KUNG-FU GENERATION、傑作『サーフ ブンガク カマクラ』を完全版としてリリース。作品を取り巻く思いと15年を経てわかったこと”. THE FIRST TIMES. 2023年7月7日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  サーフ ブンガク カマクラ (完全版)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サーフ ブンガク カマクラ (完全版)」の関連用語

サーフ ブンガク カマクラ (完全版)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サーフ ブンガク カマクラ (完全版)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサーフ ブンガク カマクラ (完全版) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS