サルコイドーシス

血液用語辞典

サルコイドーシス ( sarcoidosis )

肺などのリンパ節、唾液腺、涙腺その他、多くの臓器に「肉芽腫（にくげしゅ）」という結節状の組織を作り出す原因不明の病気のこと。ちなみに、サルコイドーシスとはラテン語で「肉のようなものができる病気」という意味です。しかし、がん（悪性の肉腫）や感染症ではないので、他人にうつす心配もありません。この病気の約80%に「ぶどう膜炎」という眼の疾患をともなうのが特徴です。また、不整脈や心不全などのような心臓病に似た症状や、レントゲン写真でみられる肺の異常、皮膚にしもやけに似た無痛性の赤い盛り上がりなどが認められます。