ゴシキセイガイインコとは? わかりやすく解説

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ごしきせいがい‐いんこ【五色青海××哥】

読み方:ごしきせいがいいんこ

オウム科全長28センチくらい。背と尾・翼が緑、くちばしと胸が赤、腹が紫、頭が青の派手な羽色をしている。オーストラリア分布


五色青海鸚哥

読み方:ゴシキセイガイインコ(goshikiseigaiinko)

ヒインコ科の

学名 Trichoglossus haematodus


ゴシキセイガイインコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/06 04:59 UTC 版)

ゴシキセイガイインコ
ゴシキセイガイインコ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: オウム目 Psittaciformes
: オウム科 Psittacidae
: Trichoglossus
: ゴシキセイガイインコ
T. haematodus
学名
Trichoglossus haematodus
(Linnaeus, 1771)
英名
Rainbow Lorikeet
Trichoglossus haematodus

ゴシキセイガイインコ(五色青海鸚哥[1]、学名:Trichoglossus haematodus、英名:Rainbow Lorikeet)は、オウム目オウム科に分類される鳥類の一種。 分類は議論の余地があり、しばしば複数の種に分けられる(分類の項を参照のこと)。 一般的にはローリーまたはロリキートと呼ばれるグループに属するとされている。

分布

オーストラリアインドネシア東部、パプアニューギニアニューカレドニアソロモン諸島バヌアツ。オーストラリアでは、ゴシキセイガイインコはクイーンズランド州から南オーストラリア州、タスマニア州北西部にかけての東海岸で普通に分布する。生息地は雨林や海岸線の低木地帯、森林地帯である。

また、西オーストラリア州のパース[2]、ニュージーランドのオークランド[3]、香港[4]に移入された。

形態

体長25-30cm。体色は亜種によって様々であるが、たとえばオーストラリア東部で観られるゴシキセイガイインコでは頭部と腹部は濃紺色から青紫色、背面、尾羽は明るい緑色、そして胸部とくちばしはオレンジ色である。

生態

餌は花の蜜や花粉であり、蜜や花粉を食べるのに適した舌を持っている。

分類

ゴシキセイガイインコ(Trichoglossus haematodus)は多くの亜種があり、下にリストされた一般名称(英名)のほとんどは、飼育鳥類でのみ使われる。

  • Mitchell's Lorikeet, T. h. mitchellii - バリロンボク島(インドネシア)
  • Forsten's Lorikeet, T. h. forsteni - スンバワ島(インドネシア)
  • Djampea Lorikeet, T. h. djampeanus - スラウェシ島南部、Tanahjampea島(インドネシア)
  • Stresemann's Lorikeet, T. h. stresemanni - スラウェシ島南部、Kalaotoa島(インドネシア)
  • Sumba Lorikeet, T. h. fortis - スンバ島(インドネシア)
  • Weber's Lorikeet, T. h. weberi - フローレス島(インドネシア)
  • Edward's Lorikeet, T. h. capistratus - ティモール島
  • Wetar Lorikeet, T. h. flavotectus - ウェタル島(インドネシア)
  • Rosenberg's Lorikeet, T. h. rosenbergii - ビアク島(インドネシア)
  • Blue-faced Lorikeet, T. h. intermedius. - ニューギニア北海岸、T. h. haematodusと同種とされる場合がある。
  • フトフムネアカゴシキセイガイインコ Green-naped Lorikeet, T. h. haematodus - モルッカ諸島南部, 西パプア諸島、ニューギニア西部
  • Dark-throated Lorikeet, T. h. nigrogularis - カイ諸島アルー諸島、ニューギニア南部、T. h. caeruleicepsを一亜種とする場合、T. h. nigrogularisはカイ諸島、アルー諸島に制限される。
  • Brook's Lorikeet, T. h. brooki - アルー諸島のSpriti島、T. h. nigrogularisと同種とされる場合がある。
  • Pale-head Lorikeet, T. h. caeruleiceps - ニューギニア南部、T. h. nigrogularisと同種とされる場合がある。
  • Southern Green-naped Lorikeet, T. h. micropteryx - ニューギニア東部
  • Ninigo Lorikeet, T. h. nesophilus - マヌス島西部、Ninigo and Hermit Groups, (パプアニューギニア)
  • Olive-green Lorikeet, T. h. flavicans - ニューハノーバー島, St. Matthias諸島アドミラルティ諸島
  • Massena's or Coconut Lorikeet, T. h. massena - ニューギニア東部、 ルイジアード諸島, Karkar島, ビスマルク諸島、ソロモン諸島、バヌアツ
  • Deplanche's Lorikeet, T. h. deplanchii - ニューカレドニア、ロイヤルティ諸島.
  • ゴシキセイガイインコ Swainson's Lorikeet, T. h. moluccanus - オーストラリア東部、タスマニア
  • Red-collared Lorikeet, T. h. rubritorquis - オーストラリア北部

上記分類群のいくつかでは、別種として考えられることがある。

特に、Red-collared LorikeetTrichoglossus (haematodus) rubritorquis (単一種monotypic) )、Flores Lorikeet(T. (h.) weberi(単一種(monotypic))、Marigold Lorikeet(T. (h.) capistratus - T. flavotectus及びT.fortisが含まれる)、Scarlet-breasted Lorikeet(T. (h.) forsteni - T. djampeanusT. mitchellii及びT. stresemanniが含まれる)は、通常別種とされる。

加えて、ズグロゴシキインコ(Ornate Lorikeet)はゴシキセイガイインコの一亜種と見なすべきだとの意見があるが、上記の分割とは異なり、普及して使われてはいない。

ギャラリー


参考文献

  1. ^ いきもの目線:カラフルな容姿ゴシキセイガイインコ 甲高い鳴き声も”. 朝日新聞デジタル (2022年4月23日). 2023年5月17日閲覧。
  2. ^ Department of Agriculture WA declared pests
  3. ^ Rainbow Lorikeet pest
  4. ^ Birdlife Species Factsheet (additional data)

Field Guide to Australian Birds, Steve Panish Publishing, 2004,




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