コンサートピアノ購入運動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/17 05:56 UTC 版)
「幕張ベイタウン・コア」の記事における「コンサートピアノ購入運動」の解説
住民要望の強かった音楽ホールは高度な音響設計が行われ、施設の目玉となることが決まったが、ピアノについては千葉市の標準的な公民館予算からの支出となり、アップライトピアノしか予算措置できないことが明らかになった。コミュニティコア研究会は各方面に予算措置を訴えたが、若干増額されたものの、その10倍近い価格のコンサートピアノを購入するためには全く不足していた。 この頃、住民のピアノ選定担当者は国際都市・幕張新都心と幕張ベイタウンのコンセプトに合うコンサートピアノとして「ファッツィオリ (FAZIOLI) F278」を選定していたが、行政には頼れないことが明らかになったため、業者から新古品を格安で譲り受ける条件を引きだした。一方、設計者である高谷時彦から「チャリティコンサート」の提案が行われたことが新たな流れをつくった。以降住民自らチャリティコンサートを運営し、街の演奏家から一流演奏家までのさまざまなコンサートを行い購入費用を捻出した。さらに、コミュニティコア研究会のメンバーらが一時的に立て替え払いをする形で不足分を穴埋めし、ついにコンサートピアノの購入を果たした。 購入後も借金返済のためにチャリティコンサートは続けられ、住民によるコンサート運営が定着した。またイタリアの富豪チェスキーナ洋子より大口寄付も寄せられ、立て替え払い分は完済に至っている。 (以上、「幕張ベイタウン・コア」ホームページ参照)
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