コナトゥスと魂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 15:47 UTC 版)
トマス・ホッブズ(1588年 - 1679年)もまた「コナトゥス」の原理に関する以前の考え方を取り除いた。しかしながら、彼は以前の定義を運動の起源を説明できないとして批判した。この目的へ向かって研究することがホッブズのこの分野での研究の主眼点となった。実際、ホッブズは「心の諸認知機能を『コナトゥス』の機能の多様性へ変化させた」。 さらに、ホッブズは感情を運動の始まりとみなし、意志を感情の総体とみなした。この「意志」は物体の「コナトゥス」を形成し、その物理的な現れは「生きる意志」と理解される。生物は栄えるために「平和を求め、平和を脅かすものとは闘う」とホッブズは言う。また、ホッブズはこの「コナトゥス」と「想像」を同一視し、「コナトゥス」の変化、つまり意志は「熟慮」の結果であると述べた。
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