ゲツセマネの祈り (ティツィアーノ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/27 13:08 UTC 版)
『ゲツセマネの祈り』(伊: La Orazione nell’orto, 西: La Oración en el Huerto, 英: The Agony in the Garden)は、ルネサンス期のヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオが1558年から1562年に制作した絵画である。油彩。主題は『新約聖書』の福音書で語られているイエス・キリストのゲツセマネの園での祈り(ゲツセマネの祈り)から取られている。夜景画として描かれている。スペイン国王フェリペ2世の発注によって制作された作品で、《ポエジア》連作の1つ『エウロペの略奪』(Ratto di Europa)とともに発送された。現在はマドリードのプラド美術館に所蔵されている[1][2][3][4]。またエル・エスコリアル修道院に類似したバージョンが所蔵されている[1][2][4]。
- ^ a b c d e f g h i j “The Agony in the Garden”. プラド美術館公式サイト. 2023年8月26日閲覧。
- ^ a b c d “La Oración en el Huerto”. プラド美術館公式サイト. 2023年8月26日閲覧。
- ^ “The Agony in the Garden”. メトロポリタン美術館公式サイト. 2023年8月26日閲覧。
- ^ a b c d “Titian”. Cavallini to Veronese. 2021年8月26日閲覧。
- ^ 「マタイによる福音書」26章30節以下。
- ^ 「ルカによる福音書」22章39節以下。
- ^ 「マルコによる福音書」14章32節以下。
- ^ 「ヨハネによる福音書」18章1節-12節。
- 1 ゲツセマネの祈り (ティツィアーノ)とは
- 2 ゲツセマネの祈り (ティツィアーノ)の概要
- 3 影響
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