ゲツセマネの祈り (コレッジョ)
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『ゲツセマネの祈り』(ゲツセマネのいのり、伊: Orazione nell'orto, 英: Agony in the Garden)は、ルネサンス期のイタリアの画家コレッジョが1524年ごろに制作した絵画である。油彩。主題は『新約聖書』「マタイによる福音書」26章などで語られているイエス・キリストがオリーブ山のゲツセマネの園で行った苦悩に満ちた祈り(ゲツセマネの祈り)から取られている。小品ながらジョルジョ・ヴァザーリによって「コレッジョの作品の中で最も希少で美しい」と称賛され、画家の小型の宗教画の中でも特に有名である[1]。17世紀半ばにスペインの王室コレクションに加わり、現在はウェリントン・コレクションの一部として、ロンドンのアプスリー・ハウスに所蔵されている[1][2][3]。また準備素描が大英博物館に[2]、質の高い複製がナショナル・ギャラリーに所蔵されている[1][2]。
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- 2 ゲツセマネの祈り (コレッジョ)の概要
- 3 素描と複製
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