NASAの「グレートオブザバトリー」計画
宇宙にある天文台
地上では、空気中に含まれるガスや様々な物質により、天体から届く光が歪められたり妨げられたりしてしまいます。そのデータをもとに、天体の分析を正確に行うことは非常に困難です。NASAでは、より正確な観測データを得るために、4機の天文衛星を打上げる「グレートオブザバトリー(Great Observatories)」計画を進めています。
グレートオブザバトリー計画の天文衛星は、それぞれ可視光線、ガンマ線、X線、赤外線を観測します。
彗星の「ちり」の分析により、太陽系や生命の起源の解明に期待
1990年4月には、グレートオブザバトリー計画の最初の天文衛星で可視光線を観測する「ハッブル宇宙望遠鏡(HST)」が打ち上げられました。91年4月にはガンマ線観測衛星「コンプトン(CGRO)」が打ち上げられ、既にそれぞれが多くの成果を挙げています。また、99年にはチャンドラX線観測衛星(AXAF)、2001年には赤外線観測衛星「SIRTF」の打上げが予定されています。
写真:2001年に打上げ予定される赤外線観測衛星「SIRTF」
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