グリーゼ752Bの特性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 07:45 UTC 版)
「グリーゼ752」の記事における「グリーゼ752Bの特性」の解説
詳細は「VB 10」を参照 グリーゼ752は、1944年にジョージ・ファン・ビースブルックによって小さな薄暗い伴星が発見されるまで、連星系であるとは知られていなかった。この恒星は、ファン・ビースブルックの恒星カタログで「VB 10」として識別される。VB 10は、その質量が非常に小さいことで注目に値する。0.08太陽質量であり、これは恒星の質量の下限に近い。また、太陽半径の10%と非常に小さい。 この恒星はスペクトル分類がM8Vの赤色矮星である。表面温度がわずか2600ケルビンであるため、絶対等級が19に近い、光度が非常に低いことでも知られている。変光星カタログ名ではわし座V1298星という名称の変光星である。閃光星の影響を受けるくじら座UV型変光星である。それは、フレアが発生する傾向とともに、大きな固有運動を主星と共有している。 2009年に、この恒星の周囲を公転する太陽系外惑星VB 10bの発見が公表された。しかし、その後の分光学的観測では、この恒星の周囲の軌道に大きな惑星が存在することを確認できなかった。
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