グリーゼ667A/B
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 09:29 UTC 版)
「グリーゼ667」の記事における「グリーゼ667A/B」の解説
この恒星系で最も大きな天体が、スペクトル分類K3VのK型主系列星グリーゼ667Aである。その質量は太陽の約73%、半径は約76%だが、放射しているエネルギー量は太陽の12~13%程である[要出典]。他の恒星と比べ星を構成する物質中の水素とヘリウムの割合が高く、その金属量は太陽の26%程度と非常に少ない。見かけの明るさは6.29等だが、地球から恒星までの距離を考慮した絶対等級では7.07等となる(星間減光を無視した場合)。 主星に似た二つ目に大きな天体が、スペクトル分類K5Vで同じくK型主系列星のグリーゼ667Bである。その質量は太陽の約69%で、これは主星の質量の約95%であり、放射しているエネルギー量は太陽の5%程である。見かけの明るさは7.24等で、絶対等級では8.02等となる。 大きさの比較太陽グリーゼ667A 大きさの比較太陽グリーゼ667B
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