グリーゼ581eとは? わかりやすく解説

グリーゼ581e

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/07 05:59 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
グリーゼ581e
Gliese 581e
グリーゼ581eの想像図
星座 てんびん座
分類 太陽系外惑星
発見
発見年 2009年[1]
発見者 M. Mayor ら[1]
発見場所 ラ・シヤ天文台
発見方法 ドップラー分光法[1]
現況 公表
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 0.029 ± 0.001 au[2]
離心率 (e) 0.125+0.078
−0.015
[2]
公転周期 (P) 3.153+0.001
−0.006
[2]
軌道傾斜角 (i) ≥30 °[要出典]
平均近点角 (M) 203.7+56.6
−21.4
°[2]
準振幅 1.55+0.22
−0.13
m/s[2]
近日点黄経 77.4+23.0
−43.6
°[2]
位置
赤経 (RA, α)  15h 19m 26.82s[3]
赤緯 (Dec, δ) −07° 43′ 20.2″[3]
距離 20.55 ± 0.05光年
(6.304 ± 0.014 pc[2])
物理的性質
質量 1.657+0.240
−0.161
M[2]
別名称
別名称
2MASS J15192689-0743200 e, BD-07 4003 e, HIP 74995 e, てんびん座HO星e, LHS 394 e, TYC 5594-01093-1 e, WISE J151925.96-074321.2 e[3]
Template (ノート 解説) ■Project

グリーゼ581 e(Gliese 581 e)は、太陽系から約20光年離れた、赤色矮星グリーゼ581の周囲を公転する太陽系外惑星。この星系の惑星としては4番目に発見され、最も内側を公転する第1惑星である。地球質量の1.9倍程度と、これまで発見された太陽系外惑星で最も小さく、また地球の大きさに最も近い。しかし恒星から0.03 auの距離にあり、ハビタブルゾーンからは外れている。またその高い温度、小ささ、強い放射線により、大気は存在しないと考えられている[1][4][5][6]

発見

スイスのジュネーブ天文台ミシェル・マイヨールらのチームによって、ラ・シヤ天文台の3.6mの望遠鏡を用いて発見された。この発見は2009年4月21日に発表された。マイヨールらのチームは視線速度の技術を用いて、惑星の軌道の大きさや質量を測定した[1]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e Mayor, M. et al. (2009). “The HARPS search for southern extra-solar planets”. Astronomy & Astrophysics 507 (1): 487–494. arXiv:0906.2780. Bibcode2009A&A...507..487M. doi:10.1051/0004-6361/200912172. ISSN 0004-6361. 
  2. ^ a b c d e f g h Trifonov, T. et al. (2018). “The CARMENES search for exoplanets around M dwarfs”. Astronomy & Astrophysics 609: A117. arXiv:1710.01595. Bibcode2018A&A...609A.117T. doi:10.1051/0004-6361/201731442. ISSN 0004-6361. 
  3. ^ a b c GJ 581 e”. NASA Exoplanet Archive. NASA Exoplanet Science Institute. 2020年9月7日閲覧。
  4. ^ Rincon, Paul; Amos, Jonathan (2009年4月21日). “Lightest exoplanet is discovered”. BBC. 2020年9月7日閲覧。
  5. ^ Overbye, Dennis (2009年4月21日). “Astronomers Find Planet Closer to Size of Earth”. New York Times. http://www.nytimes.com/2009/04/22/science/22planet.html 2020年9月7日閲覧。 
  6. ^ Most Earthlike Planet Yet Found May Have Liquid Oceans”. National Geographic (2009年4月21日). 2011年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年4月22日閲覧。

関連項目

外部リンク

座標: 15h 19m 26.82s, −07° 43′ 20.2″


グリーゼ581e

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 18:15 UTC 版)

グリーゼ581」の記事における「グリーゼ581e」の解説

質量地球の1.86倍以上。2009年現在確認されている太陽系外惑星の中では最小質量公転周期3.15日。

※この「グリーゼ581e」の解説は、「グリーゼ581」の解説の一部です。
「グリーゼ581e」を含む「グリーゼ581」の記事については、「グリーゼ581」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「グリーゼ581e」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「グリーゼ581e」の関連用語

グリーゼ581eのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



グリーゼ581eのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのグリーゼ581e (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのグリーゼ581 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS