グラミン・ダノン・フーズ
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「グラミン・ファミリー」の記事における「グラミン・ダノン・フーズ」の解説
グラミン・ダノン・フーズは、グラミン銀行とフランスの食品会社ダノングループの合弁事業として2006年に設立された。 グラミン・ダノンの最初の事業は、バングラデシュの農村で日常の食事からは摂取されない必須栄養素を補助することを目的とした栄養強化ヨーグルト、通称「ショクティ・ドイ」を子どもに提供することである。グラミン・ダノン・フーズは営利目的の会社ではあるが、ムハマド・ユヌスの定義する「ソーシャル・ビジネス」を志向するため、営利上の収益よりもむしろ社会的な便益への貢献を最も重要な目標としている。初期の資本はダノングループと、グラミン・バイボサ・ビカーシュ、グラミン・カルヤン、グラミン・シャクティ、グラミン・テレコムが出資している。先進国のような大規模な生産ではなく、農村の個別の小規模農家から牛乳を調達し、小規模な工場で生産する。また、「グラミン・レディー」と呼ばれる借り手のメンバーたちがそれらを自分たちの村で販売する(日本での「ヤクルトレディー」と似た形態)という流通経路を設計している。
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