グラニセトロン塩酸塩
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「グラニセトロン」の記事における「グラニセトロン塩酸塩」の解説
グラニセトロンはグラニセトロン塩酸塩の形で市販されている。CAS登録番号は[107007-99-8]で、IUPAC名は1-Methyl-N-(endo-9-methyl-9-azabicyclo[3.3.1]non-3-yl)-1H-imidazole-3-carboxamide hydrochrorideである。化学式はC18H24N4O・HCl、分子量は348.87 g/mol。 英国の製薬企業ビーチャム社(現在のグラクソ・スミスクライン社)が1988年頃発見した。英国で1991年、米国で1994、日本で1992年(注射薬)と1995年(経口薬)に承認された:1:1。日本では1995年8月より薬価収載され中外製薬より販売されている。効能・効果は「抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与および放射線照射に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)」である。剤形として注射剤、錠剤、顆粒剤が販売されている。米国ではグラニセトロンの経皮吸収パッチが販売されている。 グラニセトロンは肝臓でゆっくりと代謝されるので、半減期が4〜9時間と長く、1日1回または2回投与で使用される。肝臓と腎臓から排泄される。主な排泄経路は腎臓である。
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