クーゲルヘレンの建物
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「マールブルク」の記事における「クーゲルヘレンの建物」の解説
オーバーシュタットのバルフューサー通りとリッター通りとの間のクーゲルガッセに、共住修道士会の依頼で15世紀に建造された2棟の建物がある。グーゲルという頭巾にちなんでクーゲルヘレン(丸い男)と呼ばれるこの修道士会は1477年からマールブルクに定住した。この建物の建造は、おそらく、裕福なマールブルク市民で都市貴族であったハインリヒ・イムホーフの寄贈によるものと推測される。 クーゲルハウスは後期ゴシック様式で建てられた教団施設で、1491年に完成した。現在は宗教学と民族学とを基盤とする比較文化研究所の民族学コレクションとなっている。この建物は1527年にラテン語学校としても利用され、大学に移管された。その後フィリップ方伯は、自らもそこで学んだのであるが、修道士会と学校を廃止した。大学はこの建物を2011年に放棄した。これをクーゲル教会が購入し、その中に教区センターを設ける予定である。 1485年にヨハネス・ボーネムリヒ・フォン・ラースフェによって聖別されたクーゲル教会はこの修道士会の2つ目の建物である。この建物は1478年から1520年の間に建設された。この教会は尖頭アーチ型の窓と屋根上の小塔を有している。ネットヴォールトが後期ゴシック様式の天井画を飾っている。オルガン、説教壇、主祭壇は、19世紀から20世紀に造られたものである。
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