クリミア半島とキエフの伝承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 00:55 UTC 版)
「ロシア正教会の歴史」の記事における「クリミア半島とキエフの伝承」の解説
ルーシの正教会伝道の歴史は12使徒のひとりであるアンドレイ(アンデレ)にさかのぼるとする伝承が残されている。黒海北東地方に伝道を行ったアンドレイは、のちにキエフが建設されるドニエプル川河畔の丘陵地帯で祝福の祈りを行い、十字架を立てたとされる。 東ローマ帝国の版図となっていたクリミア半島には、1世紀末のローマの聖クリメントがケルソネソス近くに流刑にされ、その後致命したという伝承や、8世紀後半のクリミヤの克肖者聖神父イオアンの伝承にみられるように、既にキリスト教が広まっていたが、こうした黒海沿岸のギリシア植民市におけるキリスト教はルーシ内陸部にまでは定着しなかった。
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