クモの巣グラフとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 人文 > 幾何学 > グラフ > クモの巣グラフの意味・解説 

くものす‐グラフ【蜘蛛の巣グラフ】

読み方:くものすぐらふ

web graph》⇒レーダーチャート


レーダーチャート

別名:クモの巣グラフ,スパイダーチャートスターチャートspider chartstar chart
【英】radar chart

レーダーチャートとは、複数の項目を縦軸にとり、縦軸原点1つまとめて放射線状にした図のことである。

レーダーチャートは、項目の数には制限はないが、一般的には4、5項目から10項目程度用いられる

レーダーチャートでは、隣り合うプロット打点)を直線で結ぶことによって全体バランス調べたり、他のデータとの比較をしたりすることができるという特徴持っている

なお、レーダーチャートは、Microsoft OfficeExcelStarSuiteCalcなどで作成することができる。


参照リンク
データをレーダー チャートで表示する - ヘルプと使い方 - Microsoft Office Online - (Microsoft

レーダーチャート

(クモの巣グラフ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/05 06:51 UTC 版)

レーダーチャートの例(食堂の評価)

レーダーチャート: radar chart)は、複数の項目がある変量を構成比に直すことなく正多角形上に表現したグラフ[1]。中心を0とし各項目ごとに値が大きいほど外側になるよう表現する[1]。主に、それらの項目を属性としてもつ主体の性能などを比較するために用いる。クモの巣グラフ鶏の鶏冠等ともいう。

概要

データをプロットした後、隣同士のデータを直線で結んで作成する。結ばれた範囲内を塗りつぶす場合もある。

レーダーチャートは中心が0で全体的に値が大きいほど外側に向かって広がり、全体的に値が小さいほど中心に収束する[1]。また、バランスが取れているほどグラフの正多角形に近い形になる[1]

高い値を示す項目が多い=面積が広いほど、総合的に優秀なものだといえる。また、他と比べて突出した部分に強みを把握することもできる。

類似するあるいは、相関する属性を近くに配置すると分かり易い。逆に、特定の主張をするために、単位、段階、測定値などを選択すると論理を誘導することになる。 それぞれの軸に独立性があるか、何をどういう作為できめたかの説明がないと判断を誤る可能性がある[2]

ナイチンゲールクリミア戦争に際して、戦死者・傷病者に関する膨大なデータの分析結果を示す際に考案したとされる[3]

脚注

  1. ^ a b c d “レーダーチャート : 総務省統計局”. https://www.stat.go.jp/naruhodo/9_graph/jyokyu/redar.html 2021年8月17日閲覧。 
  2. ^ 西岡康夫 数学チュートリアル やさしく語る確率統計 オーム社、1.2 データ p.3 ISBN 9784274214073
  3. ^ ナイチンゲールと統計 総務省 統計局

参考文献

  • 西岡康夫『数学チュートリアル やさしく語る 確率統計』オーム社、2013年。ISBN 9784274214073 

関連項目





クモの巣グラフと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「クモの巣グラフ」の関連用語

1
レーダー‐チャート デジタル大辞泉
54% |||||


クモの巣グラフのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



クモの巣グラフのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2025 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリの【レーダーチャート】の記事を利用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのレーダーチャート (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS